ホームステイはボランティアのプログラムの一環として一週間、フィリピンの家庭で過ごすというものでした。
最初に言っておきますがお世辞でも綺麗とはいえない環境です。衛生的にも。
日本クオリティと比較するとさすがに劣ります。
トイレはトイレットペーパーは持参、水を流すときは近くにあるバケツにはいっている水を桶ですくいそれで流すというスタイル。自分が泊まらせていただいた家庭はシャワーもなかったのでおなじようにバケツの水を自分の体に流す感じです。トイレと同じ場所で浴びます。もちろん温水なんてものはありません。井戸の水です。
食事も一週間下痢が続きました。胃腸が現地の食べ物を受けつけない。野菜があまりでない。
ただ、一言いわせていただくと、慣れます。
衛生面は一日目で慣れました。気にしてもしかたないかなという感じでいたので。普通に足が汚いまま寝たこともありました(笑)。
普通の女の子ましてや美容をきにする女の子がこの環境の中で過ごすのは結構厳しいかなと思います。
食事はこのホームステイのおかげで三週間後には鉄壁な胃を手に入れることができました。三週間は下痢の連続です。その後はなにを食べてもおなかが壊れることはありませんでした。
そんな中、ホームステイの家族と過ごしたわけですが、全部の日が充実でした。
みんな優しく、英語でのコミュニケーションもぐだぐだでしたがしっかりと自分の英語を聞いてくれました。
最後の日なんて帰りたくないストレスがでて、日曜日午後のサラリーマンの気持ちは絶対こんな感覚なんだろうなって勝手に思い込みました。
言葉で表現できないくらい楽しかったんです。全部の記憶が。
あと、子供たちには感謝しています。
前記事で記載したとおり、自分がフィリピンいたほとんどは完全に病んでいたのですが子供たちの笑顔を見ていると、
「なんか考えることがばからしいな」
のように思えてくるのです。自分の心のささえでした。
フィリピンに三か月滞在していた間、何回もこのホームステイ先に顔を出しました。
最初は家族のほうも気を使ってお客様のような感じで自分を扱ってくれましたが、何回も会ううちに本当に家族の一員みたいな感じになっちゃいました。
自分が勝手に感謝しているのですがそれでも足りないくらいです。ほんとうに救われました。
そして完全に自分は子供たちの財布でした。
コンビニや出店に行くたびにお菓子やらボールやらなんやら買ってあげてました。
ほんとにかわいいんです。特に女の子はかわいいです。
他人の子供でこんなにかわいいなら自分に子供ができたならどうなるんでしょう?
想像すると怖いですね。だめな父親になることが予想されます。相当あまあまな父親になるでしょう。結婚できない。。。
そんなフィリピンで出会ったある家族との出会い。
いまの自分にとって大切な時間でした。