となりのたしまさん。

日本人なのに日本語を勉強中。20代青年による日本紹介サイト。外国人に「日本のすばらしさ」を伝えるべく「日本」ついてはもちろん、海外の情報もたくさんアップしていきます。「少子高齢化」がすすんでいる日本。外国からの労働力がますます必要になってきています。外国の方々に「日本を好きになってもらえるように」。そんなことを意識して、ぼちぼち更新していきます。今年の目標も、「変わらないこと」。そのために「変わり続けること」。みなさん楽しみましょう、今回の人生。

となりのたしまさん。

日本人なら知っておきたい!「いっぱいある」と「たくさんある」の使い分け。

いっぱいある」と「たくさんある

 

そのテーブルの上には、お菓子がいっぱいある。

そのテーブルの上には、お菓子がたくさんある。

どちらもよく使いますね。

同じ意味合いのような気がしますが、微妙に違いがあります。

 

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①いっぱいある

「いっぱいある」あるの「いっぱい」は、漢字で書くと「一杯

 

一杯

器などにあふれるくらいいっぱい。いっぱいなこと。

※精選版 日本国語大辞典

 

・昨晩の婚活パーティは若い男女でいっぱいだった。

・カーテンを開けると部屋いっぱいに光が差し込んだ。

 

②たくさんある

「たくさんある」の「たくさん」は、漢字で書くと「沢山

 

沢山

数量的に多いこと。また、そのさま。多数。多量。

※精選版 日本国語大辞典

 

・裁判所前に、たくさんの若者が集まった。

・彼はたくさんの女子からチョコをもらった。

 

●「いっぱい」と「たくさん」の他の意味。

・田中くん。今夜いっぱい、やっていくか。

ここでの「いっぱい」は「ちょっと」。

軽くお酒を飲むときに使います。

 

・あんな苦労はもうたくさんだ。

「もうたくさん」は、「十分でそれ以上はいらないさま」のことです。

「うんざりしている」「飽きている」といった意味合いで使います。

 

●まとめ

いっぱいある

あふれるくらいいっぱいな状態。

 

たくさんある

単純に数量が多い。

 

お菓子がいっぱいある。〇

お菓子がたくさんある。〇

 

もうお腹いっぱい。〇

もうお腹たくさん。✖

ここでは、

お腹は1つしかないので、単純に数の多さを表す「たくさん」は使えません。