となりのたしまさん。

日本人なのに日本語を勉強中。20代青年による日本紹介サイト。外国人に「日本のすばらしさ」を伝えるべく「日本」ついてはもちろん、海外の情報もたくさんアップしていきます。「少子高齢化」がすすんでいる日本。外国からの労働力がますます必要になってきています。外国の方々に「日本を好きになってもらえるように」。そんなことを意識して、ぼちぼち更新していきます。今年の目標も、「変わらないこと」。そのために「変わり続けること」。みなさん楽しみましょう、今回の人生。

となりのたしまさん。

似ているようで違う!「昨年」と「去年」の使い分け。

昨年」「去年

 

昨年の旅行、楽しかったね」

去年の旅行、楽しかったね」

 

「昨年」は「去年」と比べて少し堅いイメージがありますね。

 

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①昨年

今年の前の年。去年。

※大辞林第三版

 

②去年

今の年の前の年。昨年。

※大辞林第三版

 

意味はまったく同じで、「今年の前の年」を表します。

 

ただ、TPOに合った使い分けが必要で、

・ビジネスや目上の人

・年賀状や礼状

などに使う場合は「昨年」が適切です。

 

年賀状で、

去年は、お世話になりました。今年もよろしくお願いします。」

という文面をよく見かけますが、

正しくは、「昨年は、お世話になりました。」です。

親しい人に送る場合でも、「昨年」を使うのが適切です。

 

また、結婚式など改まった場所でのスピーチでも、「昨年」を使うのが適切です。

「去年」の「去」の字は「去る」という意味なので、縁起が悪いとされています。

 

普段の生活で、友達や家族などの親しい人たちと会話の際は、

去年」が適切です。

例えば、

友達とテスト勉強をしているときに、

「昨年の過去問持ってる?」

と言えば、少し堅苦しく聞こえます。

「去年の過去問持ってる?」

というのが好ましいです。

ただ、こちらに関していえば、「昨年」を使うのがタブーなわけではありません。

聞き手の捉え方次第です。

 

まとめ

昨年の旅行、楽しかったね」△

去年の旅行、楽しかったね」〇

 

話している相手が家族や友達などの親しい人の場合はどちらでもかまいません。

ただ、「昨年」は「去年」に比べて少し堅苦しい表現です。

印象を柔らかくしたいのであれば、「去年」が適切です。

 

話している相手が目上の人、またビジネスで使う場合は、

昨年」が適切です。ここで「去年」を使うのはふさわしくありません。

去年の旅行、楽しかったですね」✖

昨年の旅行、楽しかったですね」〇

 

また、年賀状や礼状などの改まった文章を書く際も「昨年」が適切です。