5月14日、日本で、緊急事態宣言が47都道府県のうち39県で解除されました。
再び感染拡大(第二波)も起こりうるので、気を引き締めて生活していくことが大切です。
一方、世界に目を向ければ、
ロシアの感染者数が大幅に増加しました。アメリカに次いで世界2位の感染者数です。
世界の感染者数は443万人、死者数も30万人を超え(2020/5/15日時点)、
日本近隣の中国や韓国、そして欧州の国々でも第二波の予兆が見始めています。
インドネシアは、東南アジアで初めて死者数が1000人を超え、東南アジア最多となりました。
現在の状況。
インドネシア政府は、5月末まで移動制限、活動制限など感染拡大防止のための政策を行っていますが、一部緩和することを発表しました。
医療保健、食品、通信、物流など一部の分野で45歳以下の労働者の職場復帰を認めるとのことです。これまでの感染者、死亡者のデータに基づき、「45歳以下の年齢層は免疫力が高い」という判断から若い労働者から優先的に職場復帰することを許可しました。
バリ州バンリ県に位置するアブアン村では、
4月末に1210人を対象に抗体検査をしたところ、443人が陽性と判明されました。約4割の陽性率です。感染拡大防止のため、当局が村全体を2週間にわたり「隔離」することを決定しました。
政府は感染者の治療や隔離を効果的に行うため、検査体制をより強化する予定です。
また、インドネシアの家庭内でも生活に変化が見られています。
外出制限により、外に出て避妊具や避妊薬を買えず、使用率が減っていることが分かりました。
世界第4位の人口を抱えるインドネシアでは、人口抑制政策を行っていますが、避妊具の使用の減少により、出生率が上がり、ベビーブームが起こる可能性があると懸念されています。
感染者数。
5月14日時点で、国内の感染者数は1万6006人です。
また死者数は1043人、回復者数は3518人です。
死者数は、東南アジアで最多となりました。
【国内感染者数(日ごと)】
13日の感染者数 15438人
12日の感染者数 14749人
11日の感染者数 14265人
10日の感染者数 14032人
先週は300~400人のペースでしたが、
今週は11日から500~600人のペースで感染者が増えています。
【州別】
先週同様、インドネシアにある34州で感染者が確認されています。(2020/5/14時点)
感染者数上位10州を見てみます。
①ジャカルタ首都特別州(ジャワ島)5688人
②東ジャワ州(ジャワ島)1863人
③西ジャワ州(ジャワ島)1565人
④中部ジャワ州(ジャワ島)1066人
⑤南スラウェシ州(スラウェシ島)840人
⑥バンテン州(ジャワ島)593人
⑦南スマトラ州(スマトラ島)441人
⑧西スマトラ州(スマトラ島)371人
⑨西ヌサ・トゥンガラ州(ロンボク島、スンバワ島)350人
⑩バリ州(バリ島)337人
先週同様、依然首都ジャカルタが最多です。
先週に比べて、
東ジャワ州が西ジャワ州より感染者数が増加し、
スマトラ島での感染率が高くなっています。