インドネシアでは、5月23日にラマダン(断食月)が終わります。
4月24日から始まったラマダンですが、今年はコロナの影響でモスクでの礼拝を禁止、日没後の外食を禁止など社会的制限をとった異例のラマダンです。
また、ラマダン明けを祝う大祭、レバランが24日~25日にあります。
通常であれば、家族や友人たちと集い、一緒にご飯を食べたり、ショッピングモールに出かけたりして楽しみます。
言うまでもなく、この期間は密閉、密集、密接があたりまえです。
しかし、今年は政府が発令した帰省を禁止する移動制限もあり、家族のもとに帰ることができず、ラマダン同様に異例のレバランとなります。
インドネシアに限らず、サウジアラビアやエジプトといった他のイスラム諸国でも、外出禁止令が出されており、商業施設やモスクは段階的に再開される見込みです。
クウェートやカタールでは、マスクの着用が義務づけられ、この規則を破った場合は罰金や禁固刑などの罰則が科されます。
「お祈りは家でもオンラインでもできるが、モスクでできないことによって精神的な影響が大きい」
長引くモスクでの集団礼拝の規制に市民から不満の声が上がり始め、規制を緩めるところもあります。マレーシアは人数制限、マスクの着用、人と人との間に通常よりも距離をとるなどの条件付きで集団礼拝を再開しました。
※KOMPAS.comより引用
インドネシアの現在の感染者数
5月21日時点で感染者数は2万162人です。
また、死者数は1278人、回復者数は4838人です。
【国内感染者数(日ごと)】
20日の感染者数 19189人
19日の感染者数 18496人
18日の感染者数 18010人
17日の感染者数 17514人
先週同様、500~600人ペースで増え、20日から21日にかけては973人増えています。
【州別】
感染者数上位10州を見てみます。
①ジャカルタ首都特別州(ジャワ島)6301人
②東ジャワ州(ジャワ島)2998人
③西ジャワ州(ジャワ島)1962人
④中部ジャワ州(ジャワ島)1217人
⑤南スラウェシ州(スラウェシ島)1135人
⑥バンテン州(ジャワ島)753人
⑦南スマトラ州(スマトラ島)674人
⑧南カリマンタン州(カリマンタン島)557人
⑨西スマトラ州(スマトラ島)436人
⑩西ヌサ・トゥンガラ州(ロンボク島、スンバワ島)410人
先週に比べ、
東ジャワ州と西ジャワ州の差が大きくなっています。
また、カリマンタン島での感染者数も増えてきています。