インドネシアは6月下旬から毎日、約1000人単位の規模で感染者が確認されています。
6月27日には、1日あたりの感染者では過去最多の1385人が確認されました。
6月に入り、PSBB(大規模社会制限)が実質緩和されて、経済活動も再開しています。
7月1日からは首都ジャカルタ中心部と郊外に位置するスカルノ・ハッタ国際空港を結ぶ空港鉄道が再開されます。さらに人の動きが活発になると思われます。
26日には東ジャワ州が今まで国内最多の感染者をだしていたジャカルタ首都特別州を抜きました。
これを見て、ジョコ大統領は、東ジャワ州の州・県・市が一体となって2週間以内に感染を抑制するように指示しました。
インドネシアの現状
6月27日時点で、インドネシアの感染者数は52812人確認されています。
また、死者数は2720人、回復者数は21909人確認されています。
【州別】
国内上位10州の感染者数です。(2020/6/27時点)
①東ジャワ州(ジャワ島)11178人
②ジャカルタ首都特別州(ジャワ島)10994人
③南スラウェシ州(スラウェシ島)4615人
④中部ジャワ州(ジャワ島)3294人
⑤西ジャワ州(ジャワ島)3064人
⑥南カリマンタン州(カリマンタン島)2930人
⑦南スマトラ州(スマトラ島)1950人
⑧パプア州(ニューギニア島)1670人
⑨北スマトラ州(スマトラ島)1447人
⑩バンテン州(ジャワ島)1432人
東ジャワ州の感染者がジャカルタ首都特別州を超えました。死者数も最多です。
東ジャワ州とジャカルタ首都特別州の感染者だけでも日本の感染者を上回ります。
【市・県別】
東ジャワ州に位置する市と県の感染者数の統計をみていきます。
州内上位5都市の感染者数です。(2020/6/27時点)
①スラバヤ市 5414人
②シドアルジョ県 1453人
③グレシック県 605人
④パスルアン県 324人
⑤ジョンバン県 244人
インドネシア第二の都市、東ジャワ州の州都であるスラバヤが依然州内で最多の感染者を記録しています。
そして、スラバヤに隣接するシドアルジョ、グレシックといった都市が上位を占めています。