インドネシア首都ジャカルタで、再びPSBB(大規模社会制限)を行うことが決定しました。14日から始まります。
インドネシア国内で確認されているコロナ感染者総数の四分の一が首都ジャカルタに集中しています。
連日、1000人を超える新規感染者が確認されていること
それにより、病床の使用率が高まっていること
また、医療従事者の死亡が相次いでいること
など
医療崩壊が起こり得る状態にあることからPSBBを再び行うことに至りました。
現在、インドネシア国内のたくさんの地域で行動制限措置の延長が繰り返し行われていますが、感染収束の見通しが立っていないところがほとんどです。
※KOMPAS.comより画像引用
インドネシアの現状
9月13日時点で、インドネシアの感染者数は214746人確認されています。
また、死者数は8650人、回復者数は152458人確認されています。
ここ数日の感染者数を見てみると、
9月6日:3444人
9月7日:2880人
9月8日:3046人
9月9日:3307人
9月10日:3861人
9月11日:3737人
9月12日:3806人
です。
先週に引き続き高い感染率です。10日には一日あたり過去最多となる3861人の感染者が確認されています。
死者数は東南アジアではトップを記録しており、感染者数も依然フィリピンに次いで2番目に高いです。
【州別】
国内上位10州の感染者数です。(2020/9/12時点)
①ジャカルタ首都特別州(ジャワ島)52840人
②東ジャワ州(ジャワ島)37839人
③中部ジャワ州(ジャワ島)17460人
④西ジャワ州(ジャワ島)14231人
⑤南スラウェシ州(スラウェシ島)13235人
⑥南カリマンタン州(カリマンタン島)9249人
⑦北スマトラ州(スマトラ島 ) 8362人
⑧バリ州(バリ島とその周辺の小島)7113人
⑨東カリマンタン州(カリマンタン島) 5752人
⑩南スマトラ州(スマトラ島)5018人
ジャワ島に位置する州、ジャカルタ首都特別州、東、中部、西ジャワ州の4州が上位に位置しています。
【県・市別】
東ジャワ州に位置する県と市の感染者の統計をみていきます。
州内上位5都市の感染者数です。(2020/9/12時点)
①スラバヤ市 13059人
②シドアルジョ県 5678人
③グレシック県 2904人
④マラン市 1590人
⑤パスルアン県 1278人
東ジャワ州の死者数は依然国内最多であり、州都のスラバヤが最多の感染者をだしています。