インドネシアでは、ジャカルタ首都特別州で再びPSBB(大規模社会制限)が行われています。今回のPSBBは14日から27日までの予定ですが、感染抑制の兆しが見られない場合、10月11日までさらに2週間延長する方針を知事が発表しました。
9月19日の時点で、国内の感染者数は減ってきているとは言えないため、10月以降も再びPSBBが発動される可能性は高いと思います。
また、首都ジャカルタ以外の地域でも、夜間禁止令といったコロナ感染の規制を行っています。
※KOMPAS.comより画像引用
【ASEAN】
他のASEAN諸国の感染者数です。(2020/09/19時点)
・フィリピン 279526人
・シンガポール 57543人
・マレーシア 10147人
・ミャンマー 4621人
・タイ 3497人
・ベトナム 1068人
・カンボジア 275人
・ブルネイ 145人
・東ティモール 27人
・ラオス 23人
インドネシアの現状
9月19日時点で、インドネシアの感染者数は240687人確認されています。
また、死者数は9448人、回復者数は174350人確認されています。
ここ数日の感染者数を見てみると、
9月13日:3636人
9月14日:3141人
9月15日:3507人
9月16日:3963人
9月17日:3635人
9月18日:3891人
9月19日: 4168人
です。
3000人を超える日々が続いており、先週に引き続き非常に高い感染率です。19日には初めて4000人を超える感染者が確認され、一日あたりでは過去最多となります。
死者数は東南アジアではトップを記録しており、感染者数も依然フィリピンに次いで2番目に高いです。
【州別】
国内上位10州の感染者数です。(2020/9/19時点)
①ジャカルタ首都特別州(ジャワ島)60828人
②東ジャワ州(ジャワ島)40372人
③中部ジャワ州(ジャワ島)19213人
④西ジャワ州(ジャワ島)16395人
⑤南スラウェシ州(スラウェシ島)14193人
⑥南カリマンタン州(カリマンタン島)9650人
⑦北スマトラ州(スマトラ島 ) 9273人
⑧バリ州(バリ島とその周辺の小島)7628人
⑨東カリマンタン州(カリマンタン島) 6716人
⑩南スマトラ州(スマトラ島)5331人
ジャカルタ首都特別州の感染者数が現在行われているPSBBで減少傾向へと転じることができるか、
そこがカギになると思います。
【県・市別】
東ジャワ州に位置する県と市の感染者の統計をみていきます。
州内上位5都市の感染者数です。(2020/9/19時点)
①スラバヤ市 13527人
②シドアルジョ県 5893人
③グレシック県 3052人
④マラン市 1732人
⑤パスルアン県 1354人
東ジャワ州の死者数は依然国内最多であり、州都のスラバヤが最多の感染者をだしています。