となりのたしまさん。

日本人なのに日本語を勉強中。20代青年による日本紹介サイト。外国人に「日本のすばらしさ」を伝えるべく「日本」ついてはもちろん、海外の情報もたくさんアップしていきます。「少子高齢化」がすすんでいる日本。外国からの労働力がますます必要になってきています。外国の方々に「日本を好きになってもらえるように」。そんなことを意識して、ぼちぼち更新していきます。今年の目標も、「変わらないこと」。そのために「変わり続けること」。みなさん楽しみましょう、今回の人生。

となりのたしまさん。

使い分けできるようになろう!知っておくと面白い同音異義語

 

同音異義語。

「会心」「改心」

「機運」「気運」

のように

発音が同じで、意味の違う単語のことです。

 

日本語は3万以上の単語があると言われています。

他の言語と比べて、めちゃくちゃ多い。。。

 

メール、ブログ、日記、レポートなど

何か文章を書いているとき、

「あれ、ここではどっちを使うんだっけ?」

言葉の使い分けに困ったことはありませんか。

 

今回はタイトルにある通り、

知っておくと面白い同音異義語ということで、

言葉の使い分けについて紹介していきます。

少しでもお役に立てれば幸いです。

 

それでは、どうぞ。

 

かいか 「開化」と「開花」

開化

文明や文化が開けること。

例:文明開化

 

開花

花が開くこと。

例:桜の開花

 

かいしん 「会心」「回心」「改心」

会心

満足すること。

例:会心の作

 

回心

仏教やキリスト教の正しい信仰に入ること。

例:回心して、教会に行く。

 

改心

悪い心を改めること。

例:改心を神に誓う

 

かいとう 「回答」と「解答」

回答

質問に答えること。

例:調査に回答する

 

解答

問題を解いて答えを出すこと。

例:解答用紙

 

かくしん 「確信」と「核心」

確信

固い信念のこと。

例:勝利を確信する

 

核心

物事の中核となる大事な部分のこと。

例:事件の核心に触れる

 

かしょう 「過小」と「過少」

過小

小さすぎる様子。

例:過小評価

 

過少

少なすぎる様子。

例:過少申告

 

かねつ 「加熱」と「過熱」

加熱

物に熱を加えて熱くすること。

例:加熱して殺菌する

 

過熱

必要以上に熱くなること。

例:話し合いが過熱する

 

かんしん 「関心」「感心」「歓心」「寒心」

関心

興味を持つこと。

例:政治に関心が高まる

 

感心

心に深く感じること。

例:感心な少年

 

歓心

嬉しく思う気持ちのこと。

例:歓心を買う

 

寒心

ぞっとすること。

例:寒心に堪えない

 

きうん「気運」と「機運」

気運

時勢のなりゆきのこと。

例:政権交代の気運が高まる

 

機運

物事を実行するのによい機会のこと。

例:機運が熟する

 

こうどく 「購読」と「講読」

購読

書籍、新聞、雑誌などを買って読むこと。

例:定期購読

 

講読

意味を解き明かしながら、文章を読むこと。

例:哲学書の講読

 

こうふ 「交付」と「公布」

交付

書類や金銭を渡すこと。

例:証明書を交付する

 

公布

法令などを一般に広く知らせること。

例:新憲法を公布する

 

こうほう 「広報」と「公報」

広報

一般に広く知らせること。

例:広報活動を行う

 

公報

官庁が国民に発表する公式の報告のこと。

例:選挙公報

 

さいけつ 「採決」と「裁決」

採決

賛否をとって決めること。

例:採決を行う

 

裁決

物事の善悪を判断し、申し渡すこと。

例:裁判官が裁決を下す

 

さいご 「最後」と「最期」

最後

物事の終わりのこと。

例:列の最後に並ぶ

 

最期

寿命の終わりのこと。

例:祖父の最期をみとる

さいしょう 「最小」と「最少」

最小

いちばん小さいこと。

例:世界最小の国

 

最少

いちばん少ないこと。

例:最少の人数で営業する

 

しゅうしゅう 「収拾」と「収集」

収拾

混乱した状態をおさめ、状態を整えること。

例:難局を収拾する

 

収集

物を集めること。

例:切手の収集

 

じゅうしょう 「重傷」と「重症」

重傷

重い傷のこと。

例:重傷を負う

 

重症

病気やけがが重い状態のこと。

例:重症患者

 

はいふ 「配布」と「配付」

配布

配って広く行き渡るようにすること。

例:大学の前でチラシを配布する

 

配付

一人一人に配ること。

例:出席者に資料を配付する

 

ふへん 「普遍」「不偏」「不変」

普遍

例外なくすべてにあてはまること。

例:人類普遍の原理

 

不偏

偏りなく、公平であること。

例:不偏不党

 

不変

いつまでも変わらないこと。

例:不変の愛

 

やせい 「野生」と「野性」

野生

野山で動植物が自然に育つこと。

例:野生の猿

 

野性

本能のままの性質のこと。

例:野性をとりもどした動物

 

うむ 「生む」と「産む」

生む

新しく物事を世に送り出すこと。

例:名作を生む

 

産む

胎児や卵を母体から外に出すこと。

例:卵を産む

 

おかす 「犯す」と「侵す」

犯す

法律や倫理などに反した行為のこと。

例:法を犯す

 

侵す

他国の土地に侵略すること。また他者の権利・権限を侵害すること。

例:国境を侵す

 

すすめる 「進める」「薦める」「勧める」

進める

前に移動させる、進行させること。

例:馬を進める

 

薦める

推薦すること。

例:本を薦める

 

勧める

人に誘いをかけること。

例:結婚を勧める

 

そなえる 「供える」と「備える」

供える

神仏の前に物を差し上げること。

例:仏壇に花を供える

 

備える

前もって用意しておくこと。

例:地震に備える

 

よい 「良い」と「善い」

良い

すぐれていること。十分であること。

例:良い成績

 

善い

道徳にかなっていて正しいこと。

例:善い行い

 

わく 「沸く」と「湧く」

沸く

水が沸騰すること。多くの人が熱狂すること。

例:勝利に沸く

 

湧く

水が地中から吹き出ること。気持ちが生じること。

例:勇気が湧く

 

ふごう「符号」と「符合」

符号

検索や指示のためにつける「しるし」のこと。

例:長音符号

 

符合

二つ以上の事柄がぴったりと合うこと。

例:指紋が符合する

 

 

今回は

知っておくと面白い同音異義語をテーマに26の言葉の使い分けを紹介しました。

皆さん、どうでしたか。

勉強になった、面白いと思えた使い分けが一つでもあったなら、嬉しいです。

しかし、

まだまだ同音の言葉はたくさんあります。今回挙げたのは氷山の一角。。。

皆さんも日常で何か気になった言葉があれば、調べてみるのも良いですね。

 

今回もご覧いただき、ありがとうございました。

 

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