となりのたしまさん。

日本人なのに日本語を勉強中。20代青年による日本紹介サイト。外国人に「日本のすばらしさ」を伝えるべく「日本」ついてはもちろん、海外の情報もたくさんアップしていきます。「少子高齢化」がすすんでいる日本。外国からの労働力がますます必要になってきています。外国の方々に「日本を好きになってもらえるように」。そんなことを意識して、ぼちぼち更新していきます。今年の目標も、「変わらないこと」。そのために「変わり続けること」。みなさん楽しみましょう、今回の人生。

となりのたしまさん。

インドネシア第二の都市でのんびり過ごす【インドネシアの旅:スラバヤ③】

本日の朝も辛い鶏肉の弁当だった。

『辛い』というのは、味覚ではなく痛覚なので、

やはり体にも悪いかもしれない。

辛すぎて、鼻水も出てきた。

ネット情報によると、鼻水が出るのは、身体の防御反応らしい。

『昨日の朝に引き続き、今日の朝も同じ弁当が出たということは、おそらく明日の朝も』

『さすがに連チャンはキツイぜ』

 

インドネシア人の味覚は、

日本人の普通ではない。

鼻をかみながら改めて感じた朝。

 

旅の続きです。

 

 

本日は、スラバヤにある大学の日本語クラブに行く予定がある。

A先生と長い付き合いであるT先生がその大学で働いており、

日本語クラブの学生が日本人と話したいということで伺うことになった。

私自身もインドネシアの大学で活動するのは初めてなので、良い経験になればと思う。

A先生との久しぶりの再会はこちら↓↓↓

 

ホテルを出たのは、14時頃。

大学がタクシーを手配してくれた。

ホテルから大学までは15分ほどで、そんなに遠くはない。

スラバヤの景色をタクシーの窓から眺め、楽しみながらのんびりと向かった。

 

大学に到着すると、日本語クラブ所属の生徒数人が待ってくれていた。

「たしまさん、はじめまして」

はじめに笑顔で挨拶をしてくれたのは、Zさんだ。

事前にメールで何回かやりとりしていた。

「では、早速教室に案内します」

Zさんたちの後ろに続き、キャンパスの中へと向かった。

雨季ということもあり、地面から雨の匂いがする。

 

日本語クラブを実施している教室は2階らしい。

勾配がちょっと急な階段で2階に上がった。

教室へと向かう廊下では、小さな売店があり、学生と思われる女性が弁当を売っていた。

「あれは料理クラブが作った弁当ですよ」

「へぇ~、そうなんですね」

クラブで作った料理を売っている。面白いクラブだ。

 

教室に入ると、ホワイトボードが1つと椅子がいくつか並べてあった。

冷房がかなり効いていた。ちょっと肌寒かった。

「たしまさん、今日日本語クラブに参加するのは7人です」

日本語クラブ部長のMさんが言い、他の学生が椅子へと座る。

 

最初に、順番に自己紹介をし、それから、クラブ活動が始まった。

本日のアクティビティはディスカッションらしく、「日本の食べ物」「日本の季節」「日本の好きなこと」などテーマを決め、2グループに分かれて話し合った。

もちろん、日本語で。私も入れてもらった。

学生7人のレベルは十人十色で、あまり話せない人もいれば、日本語中級レベルの表現を使いこなせる人もいた。

ただ、皆日本語クラブに所属しているということもあってか、日本への関心は高い。

有難いことである。

 

「日本の好きなこと」のテーマのときに、

一人の女学生が

「私が好きなことは日本人の真面目なところです」

と言った。

時間に関する感覚や物をきちんと整理整頓するなど、日本人の人間性について素晴らしいと言っていた。

日本の漫画やアニメ、音楽、食べ物などが好きな人は多いが、日本人の人間性が好きだと答える人はあまりいない。

また、それを上手く日本語で言語化できるのがすごいなと感心した。

 

「では、そろそろ終わりましょう」

部長のMさんが皆に言い、ディスカッションが終了した。

 

「あの~、たしまさんはお腹空いてますか」

Zさんが私に話しかける。

昼ご飯を食べていないこともあり、正直お腹が空いていた。

「めっちゃ空いています」

「大学近くの食堂で一緒に食べませんか」

「いいですね。行きましょう」

お言葉に甘えて、一緒にご飯を食べに行くことになった。

 

ご飯を食べに、キャンパスを出る前に、T先生に挨拶をしに行った。

先ほどは、会議をしているとのことだったので、会えなかった。

 

職員室のようなところに案内されて入ると、

「先生、はじめまして」

50代くらいの女性が笑顔でやってきた。T先生だ。

挨拶をし、今回のインドネシアの旅のこと、今日のクラブでのことを少しお話しをした。

「これから、学生の皆さんとご飯を食べてきます」

「楽しんでくださいね」

職員室を後にした。

 

大学から3分ほど歩き、色々なお店が横一列に並んであるエリアに着いた。

我々はミーアヤムを食べることにした。

 

インドネシア人のソウルフード、ミーアヤムをいただく。

インドネシアに来て、バクソーとミーアヤムは結構な頻度で食べている。

 

猫が隣のお店のテーブルの上で寝ていた。

日本と比較すると、決して衛生面は良いとは言えないだろう。

あんまり気にしない、インドネシア人。寛容な国、インドネシア。

そんなインドネシアが嫌いではない。

 

食べ終わった後は、学生たちと再び大学へ戻った。

職員室の前の待合室のソファにA先生が座っていた。

「A先生、お疲れ様です」

「先生、お疲れ様です。大学はどうでしたか」

「楽しかったです。今、学生さんたちとご飯食べてました」

A先生とは、昨晩メールでやりとりしており、大学に自分を迎えに来てくれることになっていた。

高校での仕事が終わり、来てくれた。

 

「では、たしまさん、今日はありがとうございました」

「こちらこそ、楽しかったです。ありがとうございました」

部長のMさんやZさん含む日本語クラブの学生たちとお別れの挨拶をする。

日本語の勉強頑張って!

 

「じゃあ、先生、私たちも行きましょうか」

「そうですね」

職員室にいるT先生にも最後挨拶をし、大学を出た。

ほんの数時間だったが、インドネシアの大学の雰囲気を感じることができ、本当に良い経験になった。

 

時間は16時をまわっていた。

大学の後は、また屋台でA先生と軽くご飯を食べた。

 

ご飯を食べている途中で、雨が強く降ってきた。

食べ終わった後も、止む気配がなく、雨合羽を着て移動することに。

A先生がお祈りしたいということもあり、次は、モスクに向かった。

 

スラバヤで一番有名なモスク、アル・アクバル・モスクに到着。

ネット情報によると、インドネシアで二番目に大きいモスクらしい。

以前にも来たような気がするが、定かではない。

 

駐輪場にバイクを止め、早速中へ入る。

A先生がお祈りしている間、お祈りしている人の邪魔をしないように、モスク内を見て回った。

 

中はとても広い。

イスラム教の教えについての勉強会も開かれていた。

(後で、A先生に訊いた)

 

写真はちょっと暗いが、天井は鮮やかな青色。

 

外から猫もお祈り。

アル・アクバル・モスクは鮮やかなエメラルドブルーの屋根が特徴的なモスクである。

今回は18時頃に行ったので、もう日が暮れており、

且つ、雨季でどんよりしていたので、しっかりと見られなかった。

次回は、天気の良い日に行きたいと思った。

 

モスクの後は、A先生に一旦バイクでホテルに送ってもらい、部屋に置いてある洗濯物を取り、近くのコインランドリーに行った。

洗濯をしている間は、A先生の家でコーヒーを飲んだりと少しくつろいだ。

 

A先生の家近くの通り。

狭いので、バイクで通るのが難しいと感じたが、インドネシア人は慣れているのだろう。

40分ほど経った後、再びコインランドリーに行き、洗濯物を受け取った。

 

「じゃあ、先生またホテルに戻りましょうか」

「A先生、すみません。お願いします」

またA先生に送ってもらい、ホテルへと戻った。

本日は、午前はホテルでゆったりとし、

午後は色々な場所へ行って、移動が多かった一日となった。

大学の皆さま、A先生、Terima kasih!(ありがとう)

 

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