「お腹が空く」と「お腹が減る」
部活を終えて帰宅。クタクタに疲れた。
お風呂に入り、リビングに。
お腹がグゥグゥ鳴っている。晩御飯が待ち遠しい。
そこで、私は母親に、
「お母さん。ごはんまだ??お腹が空いた!」
「お母さん。ごはんまだ??お腹が減った!」
お腹が「空く」のか?「減る」のか?
①空く(すく)
多数の人の集まる場所に、人の数が少なくなる。
あきができる。
※大辞林 第三版
・今日は、館内が空いている。
・手が空いたら、こっちも手伝ってくれ。
②減る
数・量や程度が少なくなる。減少する。
※大辞林 第三版
・コロナウイルスの影響で収入が減った。
・日本では、人口がどんどん減っている。
●まとめ
「お腹が空く」も「お腹が減る」も
「空腹」を意味する表現で、意味に大きな違いはありません。
お腹が空く 〇
お腹が減る 〇
どちらを使ってもいいですが、
一般的に、
「お腹(おなか)は空く」と言い、
「腹(はら)は減る」と言います。
「お腹」は「腹」よりも丁寧な言い方で、話し言葉でもよく使います。
「腹が減っては、戦ができぬ」という言葉あるように、
「腹が減る」を使う人は、強い者、荒くれ者(武将)のイメージがあります。
ビジネスシーンでは、
「お腹が空きましたね。」
「お腹が空いていますか。」
「お腹が空く」を選ぶのが適切だと思います。
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