日本語
田中さんはいつも遅刻する。 休みの日はたいていユーネクスト(U-NEXT)を見ている。 山田さんはよく忘れ物をする。 ときどき元カレからメールが来る。 肉料理が好きだが、たまに魚が食べたくなる。 私たちは 「どのくらいの頻度で~をするのか」 を伝えたいと…
ブログを書くことが好きだ。 ブログを書くのが好きだ。 学術的な言葉で説明すると、 上の文のように、『こと』『の』によって『ブログを書く』の部分が名詞のようになることを名詞化と言います。 そして、名詞化されたものを名詞節と言います。 上の文で言え…
あの分からずやの部長!企画書を明日まで提出するのは無理だ! あの分からずやの部長!企画書を明日までに提出するのは無理だ! 私たち日本人は人と話すとき、意識せずとも、『まで』と『までに』を自然と使い分けることができていますが、 外国人にとっては…
ペンで書いたほうがいい。 ペンで書いてもいい。 ペンで書けばいい。 何かを勧めるとき、何かを助言するとき、忠告するとき、 などこのような表現を使いますね。 しかし、意味や使い方が似ているので、 日本に来た外国人はよく間違えるそうです。 私たち日本…
「お母さん、夕ごはんまだ?」 「お母さん、晩ごはんまだ?」 「お母さん、夜ごはんまだ?」 どれも、 日が暮れてから食べるごはん といったイメージがありますよね。 『夕』『晩』『夜』 3つの時間帯を示す言葉。 日常生活でもよく使います。 ・この3つは…
接続詞の使い分け第二弾です! ※前回の『接続詞の使い分け』が好評につき。 今回紹介するのは『逆接の接続詞』です。 逆接とは、 二つの文を、矛盾、対立する要素があるものとして結び付ける形式のこと。 例えば、 彼女は美人だ。しかし、性格が悪い。 この…
日本だけではなく世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。 その猛威は教育機関にも影響を及ぼしました。 『オンライン授業』 『リモート授業』 このような言葉をよく新聞やテレビで目にすることが多くなりました。 2020年4月に日本政府は緊急事態宣…
いきなりですが、みなさん。 接続詞って普段から意識して使っていますか? 「なんか文と文を繋げる役目っていうのは知っている!」 「けれど、あまり深く考えたことはない!」 このような方もいらっしゃるのではないでしょうか。 長い文章を書く時。人と話す…
教室には30人の生徒がいます。 教室には三十人の生徒かいます。 「30人」を使っても、「三十人」を使っても違和感はありません。 ただ、横書きで書く場合、どっちを使うのがよいのでしょうか? また、これはどうでしょうか? 7転び8起き 『何回失敗してもく…
「真実はいつも1つ!」 とある有名な日本のアニメで主人公が言うセリフです。 娘:なんで私とお母さんを捨てて出て行ったの? 父:そうだな。すまない。お前たちを置いて出て行ったのは事実だ! だが、お前たちのことを忘れたことは一度もない!ずっと会いた…
「失笑(しっしょう)」「冷笑(れいしょう)」「嘲笑(ちょうしょう)」「苦笑(くしょう)」 「失笑する」 「冷笑する」 「嘲笑する」 「苦笑する」 同じ「笑う」でも、 いろいろな笑い方がありますね。 しかも「失」「冷」「嘲」「苦」といった字を見る限り、良く…
「格別」「別格」 「やっぱ、仕事終わりのビールの味は格別だな!」 仕事終わりのサラリーマンが居酒屋でビールを片手に言うセリフですね。 では、この文はどうでしょう。 「仕事終わりのビールの味は別格だな!」 う~ん。 ちょっと違和感があるかもしれま…
「すみません。電車が動かなくて。飲み会に多少遅れるかもしれません。」 「症状も多少落ち着きましたね。もう外出しても結構ですよ。」 日常生活で意外に耳にすることば「多少」。 「多い」と「少ない」 正反対の意味を持つ漢字がどちらも含まれています。 …
「やばい」 みなさん、どうですか? 「やばい」という言葉、使ったことはありますか? 自分自身で使ったことがなくても一度は聞いたことがあると思います。 日本で話されている言葉の中で「五本の指」に入るくらい使用頻度が高いのではないでしょうか。個人…
「学ぶ」と「習う」 例えば、日本語の能力を高めたいとします。 会話や読み書きができるように、ネイティブの発音を聞いたり、本を読んで文型や語彙を覚えたりすることを 「日本語を学ぶ」もしくは「日本語を習う」 と言います。 一見、どちらも同じ意味のよ…
「あれっ、これってどういう意味だっけ?」 テレビを観ているとき。 スマホを見ているとき。 本を読んでいるとき。 ふと、ことばの意味が分からないときありませんか。 また、 「こういう意味だったっけ?」 自分が普段使っていることば、目にした耳にしたこ…
「慣用句」とは 慣用句は二つ以上の単語が結合して、全体が特定の意味を表わす言いまわしのことです。「常套句」「常套表現」「イディオム」とも呼びます。 慣用句は読者や視聴者に印象づけるために新聞記事やテレビのニュースなどでよく使われています。 私…
「う~ん。どんな教科書を使って教えようか」 教科書選びはとても悩みます。 日本語教育業界で定番の教科書と言えば「みんなの日本語」。 国内外問わず多くの日本語学校で採用されており、ヒューマンアカデミーといった日本語教師養成講座でも使用されていま…
私たちが使う日本語では、頻度や程度を示すときに、さまざまな「程度副詞」を使います。 彼はとても忙しい。 これは非常に難しい問題だ。 大変おいしい料理をいただいた。 「とても」「非常に」「大変」 普通よりも、その事柄・行為の程度が大きいときにこれ…
「ご飯を食べて出かけます」 「ご飯を食べてから出かけます」 「ご飯を食べたあと(で)出かけます」 「ご飯を食べたら出かけます」 上にある表現はどれも、ある事柄・行為が起こったのちに、別の事柄・行為が起こることを表します。 これらの表現はどれも家族…
「重い」「重たい」 「田中くん。この荷物重いから運ぶの手伝ってよ。」 「田中くん。この荷物重たいから運ぶの手伝ってよ。」 普段の会話を思い返してみると、わたしたち日本人は、「重い」よりも「重たい」をよく使っている気がします。 では、「重い」と…
「いい迷惑」 コロナでほとんどお客さんが来ません。。。 まったくいい迷惑ですよ。 自分が望んでないのに何か悪いことを被ったときによくこの言葉を使います。 「いい迷惑」 なぜ「迷惑」は悪いものなのに「いい」をつけるのか? 今回はこの表現について紹…
「わかりました」 「了解しました」 「承知しました」 (上司からメール) 「田中くん、明日7時に出勤できる?」 「了解しました!」 普段の生活の中でよくみかけるシチュエーションです。 「了解しました」は相手の依頼や申し出を受け入れる時に使う表現で…
ら抜き言葉 ら抜き言葉とは可能表現から「ら」が抜ける現象を言います。 日本の動詞は第一、第二、第三グループと3つに分けられます。 学校文法でいうところの五段活用(第一)、一段活用(第二)、カ行変格活用・サ行変格活用(第三)です。 下の図を見たら…
基本練習では、教科書の各課で登場する新しい語彙や文型を使って、学習者が意味のある文を正しく作れるように練習します。 主に基本練習は2つやり方があります。 ①パータンプラクティス(機械的練習) ②有意味の練習 最初に、パターンプラクティスをみてい…
「よろしくお願いします」 ビジネス場面ではもちろん、普段の生活の中でもよく耳にする言葉です。 当たり前のように使っているこの表現ですが、 そもそも「よろしく」ってどういう意味なのか。 私たちはいつも何を「お願い」しているのか。 今回は、「よろし…
「田中くん。きのうの書類どこにあるか分かる?」 「あー、ちょっと分かりません」 「ちょっと」という表現は普段の生活の中でよく使います。 しかし、似たような意味で「少し」という表現もあります。 この2つにはどのような違いがあるのか。 「少し」「ち…
「祝日」と「祭日」 ①祝日(しゅくじつ) 祝いの日。特に国が定めた休日。 ※大辞林第三版 ●国民の祝日 国民の祝日に関する法律によって、祝日と定められている日。この日は休日となる。 ※大辞林第三版 国民の祝日に関する法律とは 1948年(昭和23年)7月20日に…
「顔色悪いけど、体調大丈夫?」 「大丈夫です」 「レジ袋は必要ですか?」 「大丈夫です」 「ポイントカード、お作りしますか?」 「大丈夫です」 「この服、試着しても大丈夫ですか?」 「はい、大丈夫です」 「今日、飲みに行きませんか?」 「大丈夫です…
「にほん」「にっぽん」 普段、会話で使うときは、 「二ホン」とよく言っている気がするけど、 サッカー日本代表の応援などでは、 「ニッポン、チャチャチャ」 「頑張れ、ニッポン」 と言っているのをよく見かける。 では、どっちが正しいのか。 結論から言…