使い分け
接続詞の使い分け第三弾です! 今回紹介するのは『転換の接続詞』です。 例えば、それでは、テストを始めましょう。 この文では「それでは」が転換の接続詞として使われています。転換の接続詞で代表的なものは上の例文に挙げた『それでは』のほか、『さて』…
同音異義語。 「会心」「改心」 「機運」「気運」 のように 発音が同じで、意味の違う単語のことです。 日本語は3万以上の単語があると言われています。 他の言語と比べて、めちゃくちゃ多い。。。 メール、ブログ、日記、レポートなど 何か文章を書いている…
「昼頃そっちに着くから!よろしく!」 「昼過ぎにそっちに着くから!よろしく!」 「夕方そっちに着くから!よろしく!」 「昼頃」「昼過ぎ」「夕方」 ニュースでもよく聞くし、 日常生活でもよく使う言葉。 どれも 朝でも晩でもなく、昼の時間帯を表す時の…
7時にかならず来てください! これから、きっといいことがあるよ。 人間が生きる上で、絶対に水と空気は必要だ。 この歌をあなたにぜひ聞かせてあげたい。 私たちは 自分の中にある確信や決意を表したいときや 相手に要望したいときに 上の例文にあるような…
「今日未明、道頓堀川沿いで襲撃事件がありました」 「今日の明け方、外がさわがしかったんだ」 「早朝からいつもランニングをしています」 「昼前からもうお腹が空いている」 「未明」「明け方」「早朝」「昼前」 ニュースでもよく聞くし、 日常生活でも使…
ブログを書くことが好きだ。 ブログを書くのが好きだ。 学術的な言葉で説明すると、 上の文のように、『こと』『の』によって『ブログを書く』の部分が名詞のようになることを名詞化と言います。 そして、名詞化されたものを名詞節と言います。 上の文で言え…
あの分からずやの部長!企画書を明日まで提出するのは無理だ! あの分からずやの部長!企画書を明日までに提出するのは無理だ! 私たち日本人は人と話すとき、意識せずとも、『まで』と『までに』を自然と使い分けることができていますが、 外国人にとっては…
ペンで書いたほうがいい。 ペンで書いてもいい。 ペンで書けばいい。 何かを勧めるとき、何かを助言するとき、忠告するとき、 などこのような表現を使いますね。 しかし、意味や使い方が似ているので、 日本に来た外国人はよく間違えるそうです。 私たち日本…
「お母さん、夕ごはんまだ?」 「お母さん、晩ごはんまだ?」 「お母さん、夜ごはんまだ?」 どれも、 日が暮れてから食べるごはん といったイメージがありますよね。 『夕』『晩』『夜』 3つの時間帯を示す言葉。 日常生活でもよく使います。 ・この3つは…
接続詞の使い分け第二弾です! ※前回の『接続詞の使い分け』が好評につき。 今回紹介するのは『逆接の接続詞』です。 逆接とは、 二つの文を、矛盾、対立する要素があるものとして結び付ける形式のこと。 例えば、 彼女は美人だ。しかし、性格が悪い。 この…
いきなりですが、みなさん。 接続詞って普段から意識して使っていますか? 「なんか文と文を繋げる役目っていうのは知っている!」 「けれど、あまり深く考えたことはない!」 このような方もいらっしゃるのではないでしょうか。 長い文章を書く時。人と話す…
教室には30人の生徒がいます。 教室には三十人の生徒かいます。 「30人」を使っても、「三十人」を使っても違和感はありません。 ただ、横書きで書く場合、どっちを使うのがよいのでしょうか? また、これはどうでしょうか? 7転び8起き 『何回失敗してもく…
「真実はいつも1つ!」 とある有名な日本のアニメで主人公が言うセリフです。 娘:なんで私とお母さんを捨てて出て行ったの? 父:そうだな。すまない。お前たちを置いて出て行ったのは事実だ! だが、お前たちのことを忘れたことは一度もない!ずっと会いた…
「失笑する」 「冷笑する」 「嘲笑する」 「苦笑する」 同じ「笑う」でも、 いろいろな笑い方がありますね。 しかも「失」「冷」「嘲」「苦」といった字を見る限り、 良くない「笑い」をイメージしてしまいます。 いったいこれらはどんな笑いなのか? 今回は…
「格別」と「別格」 「やっぱ、仕事終わりのビールの味は格別だな!」 仕事終わりのサラリーマンが居酒屋でビールを片手に言うセリフですね。 では、この文はどうでしょう。 「仕事終わりのビールの味は別格だな!」 う~ん。 ちょっと違和感があるかもしれ…
「学ぶ」と「習う」 例えば、日本語の能力を高めたいとします。 会話や読み書きができるように、 ネイティブの発音を聞いたり、本を読んで文型や語彙を覚えたりすることを 「日本語を学ぶ」もしくは「日本語を習う」 と言います。 一見、どちらも同じ意味の…
「ご飯を食べて出かけます」 「ご飯を食べてから出かけます」 「ご飯を食べたあと(で)出かけます」 「ご飯を食べたら出かけます」 上にある表現はどれも、ある事柄・行為が起こったのちに、別の事柄・行為が起こることを表します。 これらの表現はどれも家族…
「重い」と「重たい」 「田中くん。この荷物重いから運ぶの手伝ってよ。」 「田中くん。この荷物重たいから運ぶの手伝ってよ。」 普段の会話を思い返してみると、わたしたち日本人は、 「重い」よりも「重たい」をよく使っている気がします。 では、「重い」…
「わかりました」 「了解しました」 「承知しました」 (上司からメール) 「田中くん、明日7時に出勤できる?」 「了解しました!」 普段の生活の中でよくみかけるシチュエーションです。 「了解しました」は相手の依頼や申し出を受け入れる時に使う表現で…
「祝日」と「祭日」 ①祝日(しゅくじつ) 祝いの日。特に国が定めた休日。 ※大辞林第三版 ●国民の祝日 国民の祝日に関する法律によって、祝日と定められている日。この日は休日となる。 ※大辞林第三版 国民の祝日に関する法律とは 1948年(昭和23年)7月20日に…
「昨年」と「去年」 「昨年の旅行、楽しかったね」 「去年の旅行、楽しかったね」 「昨年」は「去年」と比べて少し堅いイメージがありますよね。 いったいどう使い分けたらいいのか。 早速、見ていきましょう。 辞書の定義 まとめ 「言葉の使い分け」を分か…
「来週」「翌週」 今週、試験を頑張ったら、来週から夏休みだ。 今週、試験を頑張ったら、翌週から夏休みだ。 前回の「明日」「翌日」と捉え方は一緒です。 「いつ」の時点を基準にしているか。 ①来週 今、身を置いている週の一つ後の週。次に来る週。 ※精選…
「明日」「翌日」 「明日ごはん行こう!」 と会話の際よく言いますが、 「翌日ごはん行こう!」 とは言いません。 少なくとも私の周りで「翌日~しよう!」という表現を使う人に出会ったことはありません。 日本人は、無意識のうちにしっかりと使い分けてい…
「値段」 「料金」 「価格」 「代金」 このマスクの値段はいくらですか? このマスクの料金はいくらですか? このマスクの価格はいくらですか? このマスクの代金はいくらですか? お金に関する言葉はたくさんありますね。 上の文章をみるかぎりは、すべて同…
「最近」 「昨今(さっこん)」 「この頃」 最近、テレビをつけると、コロナのニュースばかり報道している。 昨今、テレビをつけると、コロナのニュースばかり報道している。 この頃、テレビをつけると、コロナのニュースばかり報道している。 近い過去から…
部活を終えて帰宅。クタクタに疲れた。 お風呂に入り、リビングに。 お腹がグゥグゥ鳴っている。晩御飯が待ち遠しい。 そこで、私は母親に、 「お母さん。ごはんまだ??お腹が空いた!」 「お母さん。ごはんまだ??お腹が減った!」 「空く」と「減る」 ど…
「いっぱいある」と「たくさんある」 そのテーブルの上には、お菓子がいっぱいある。 そのテーブルの上には、お菓子がたくさんある。 日常生活でどちらもよく使いますね。 同じ意味合いのような気がしますが、微妙に違いがあります。 辞書の定義 「いっぱい…