教室には30人の生徒がいます。
教室には三十人の生徒かいます。
「30人」を使っても、「三十人」を使っても違和感はありません。
ただ、横書きで書く場合、どっちを使うのがよいのでしょうか?
また、これはどうでしょうか?
7転び8起き
『何回失敗してもくじけず、立ち直ってどこまでもやりぬくこと』を意味することわざですね。
これは、7、8だと何だか違和感がありませんか。
七転び八起きがしっくりきます。
はい。
今回は、30、7、8のような算用数字と三十、七、八のような漢数字を
どう使い分けたらいいの??
ということをお伝えします!
サイト運営やブログで記事を書く際に役に立つはずです!
知っている方も多いと思いますが。。。
「算用数字」と「漢数字」の意義
●算用数字
数字 1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5 ・ 6 ・ 7 ・ 8 ・ 9 ・ 0 のこと。本来筆算に用いる数字だったところからいう。アラビア数字。
●漢数字
数を表す漢字。「一・二・三・十・百・千・万・億・兆」など。
※大辞林第三版より引用
使い分け
●ポイント①
横書きは算用数字。
縦書きは漢数字。
履歴書など横書きで文章を書く場合は算用数字を使うのが一般的です。
住所や電話番号を書く際は「1丁目18-15」「090ー4579ー3456」といったように書きましょう!
また、今こうして書いているブログも横書きなので算用数字を使っています!
それに対して
年賀状や封筒など縦書きで文章を書く場合は漢数字を使うのが一般的です。
住所や電話番号を書く際は「一丁目十八-十五」「〇九〇-四五七九-三四五六」といったように書きましょう!
●ポイント②
「置き換えることのできない数字」
は漢数字を使います!
横書きであろうと縦書きであろうと!
例えば、最初に挙げた「七転び八起き」のことわざ。
「五転び六起き」になど勝手に作ることはできません。
そんなことしたらどこかしらから苦情がくるはず。(笑)
また、
「この劇を成功させるには、ここにいる一人一人の個性を生かすことができるかがカギとなる。」
ここでの「一人一人」は多くの中のそれぞれの人という意味であり、
「二人二人」「四人四人」などとは言いません。
このようにことわざや副詞的に用いる表現を書くときなどは漢数字を使います。
●加えて
横書きでも漢数字を利用するときがまだあります。
例えば、ケタが大きい数字。
この都市には40万人の市民がいる。
この都市には400000人の市民がいる。
上記にすでに挙げたポイントに則るならば「400000人」と書くのが本来正しいですが、
「40万人」と書いた方が伝わりやすいですよね!
数を強調させたいときはすべての数字を算用数字で表すのがいいかもしれませんが。。。
まとめ
横書きは算用数字。
縦書きは漢数字。
「置き換えることのできない数字」は漢数字を使う。
これらを踏まえつつ、
大事なことは読み手にとって分かりやすいように心掛けて使うこと。
横書きで算用数字と漢数字が混合することもあれば、縦書きで算用数字を用いることもあると思います。
あくまで一般論をお伝えしました。
はい。
みなさん、いかがだったでしょうか。
文章を書く際に、みなさんのお役に立てれば幸いです!
今回もご覧いただき、ありがとうございました!