プチ知識
彼は部長が嫌いなようだ。 彼は部長が嫌いらしい。 『ようだ』と『らしい』 どちらも目や耳などの感覚器官から得た情報にしたがって、話し手自身が自分で想像したり、考えを加える『推量』表現です。 この他にも似ている表現がたくさんありますが、 今回は『…
田中さんはいつも遅刻する。 休みの日はたいていユーネクスト(U-NEXT)を見ている。 山田さんはよく忘れ物をする。 ときどき元カレからメールが来る。 肉料理が好きだが、たまに魚が食べたくなる。 私たちは 「どのくらいの頻度で~をするのか」 を伝えたいと…
「すみません。電車が動かなくて。飲み会に多少遅れるかもしれません。」 「症状も多少落ち着きましたね。もう外出しても結構ですよ。」 日常生活で意外に耳にすることば「多少」。 「多い」と「少ない」 正反対の意味を持つ漢字がどちらも含まれています。 …
「やばい」 みなさん、どうですか? 「やばい」という言葉、使ったことはありますか? 自分自身で使ったことがなくても一度は聞いたことがあると思います。 日本で話されている言葉の中で「五本の指」に入るくらい使用頻度が高いのではないでしょうか。個人…
「あれっ、これってどういう意味だっけ?」 テレビを観ているとき。 スマホを見ているとき。 本を読んでいるとき。 ふと、ことばの意味が分からないときありませんか。 また、 「こういう意味だったっけ?」 自分が普段使っていることば、目にした耳にしたこ…
「慣用句」とは 慣用句は二つ以上の単語が結合して、全体が特定の意味を表わす言いまわしのことです。「常套句」「常套表現」「イディオム」とも呼びます。 慣用句は読者や視聴者に印象づけるために新聞記事やテレビのニュースなどでよく使われています。 私…
私たちが使う日本語では、頻度や程度を示すときに、さまざまな「程度副詞」を使います。 彼はとても忙しい。 これは非常に難しい問題だ。 大変おいしい料理をいただいた。 「とても」「非常に」「大変」 普通よりも、その事柄・行為の程度が大きいときにこれ…
「ご飯を食べて出かけます」 「ご飯を食べてから出かけます」 「ご飯を食べたあと(で)出かけます」 「ご飯を食べたら出かけます」 上にある表現はどれも、ある事柄・行為が起こったのちに、別の事柄・行為が起こることを表します。 これらの表現はどれも家族…
「重い」「重たい」 「田中くん。この荷物重いから運ぶの手伝ってよ。」 「田中くん。この荷物重たいから運ぶの手伝ってよ。」 普段の会話を思い返してみると、わたしたち日本人は、「重い」よりも「重たい」をよく使っている気がします。 では、「重い」と…
「いい迷惑」 コロナでほとんどお客さんが来ません。。。 まったくいい迷惑ですよ。 自分が望んでないのに何か悪いことを被ったときによくこの言葉を使います。 「いい迷惑」 なぜ「迷惑」は悪いものなのに「いい」をつけるのか? 今回はこの表現について紹…
ら抜き言葉 ら抜き言葉とは可能表現から「ら」が抜ける現象を言います。 日本の動詞は第一、第二、第三グループと3つに分けられます。 学校文法でいうところの五段活用(第一)、一段活用(第二)、カ行変格活用・サ行変格活用(第三)です。 下の図を見たら…
「よろしくお願いします」 ビジネス場面ではもちろん、普段の生活の中でもよく耳にする言葉です。 当たり前のように使っているこの表現ですが、 そもそも「よろしく」ってどういう意味なのか。 私たちはいつも何を「お願い」しているのか。 今回は、「よろし…
「田中くん。きのうの書類どこにあるか分かる?」 「あー、ちょっと分かりません」 「ちょっと」という表現は普段の生活の中でよく使います。 しかし、似たような意味で「少し」という表現もあります。 この2つにはどのような違いがあるのか。 「少し」「ち…
「顔色悪いけど、体調大丈夫?」 「大丈夫です」 「レジ袋は必要ですか?」 「大丈夫です」 「ポイントカード、お作りしますか?」 「大丈夫です」 「この服、試着しても大丈夫ですか?」 「はい、大丈夫です」 「今日、飲みに行きませんか?」 「大丈夫です…
「にほん」「にっぽん」 普段、会話で使うときは、 「二ホン」とよく言っている気がするけど、 サッカー日本代表の応援などでは、 「ニッポン、チャチャチャ」 「頑張れ、ニッポン」 と言っているのをよく見かける。 では、どっちが正しいのか。 結論から言…