オンラインツール『padlet』を使ってみよう!
そもそも、『padlet』って何?
一言で表すならば、
オンライン提示版です。
一つの画面に複数のユーザーがコメントを書いたり、写真や動画を投稿することができます。他の人の投稿を閲覧することももちろん可能です。
人と直接対面する必要もなく、
いつでもオンライン上でアイデアを共有できる
『教育』にもうってつけのツールです。
『padlet』に登録!
最初に言いますが、『padlet』は無料です。
厳密に言うと、お金を払い、アップグレードする(有料アカウントになる)こともできますが、無料でも十分使える機能が備わっているので、有料アカウントになる必要はないということです。
padletに登録するのに必要なものはGoogleアカウントです。(Gmail必要)
Googleアカウントをすでに持っている人はスムーズに登録できます。
※Gmailの他にも、マイクロソフトやヤフーのフリーメールでも登録することができます。
以下のリンクからアクセスしてみてください↓
『padlet』
ボードを作成してみよう!
padletに登録できたら、さっそくボードを作ってみましょう!
まず、管理画面の上部にある「+ PADLETを作成」をクリック!
ボードを選択する画面に移ります。
現在(2021/8/18時点)、ボードは7種類あります。
今回の記事では、全部のボードの説明はしません。
タイトルにもある通り、私が実際に使ってみて「漢字の学習に使える!」と思ったボードについて紹介します。
ではさっそく。
今回私が紹介するボードは
『シェルフ』
です!
ボード『シェルフ』~私の利用例~
ボード作成手順
「漢字の学習」ということで、
「具体的にどんな活動なのか」と言うと、
学習者(生徒)にオリジナル文を作ってもらおう!
という活動です。
ボードに単漢字を複数示し、学習者にはその漢字を使った文を作ってもらいます。
学習者が漢字の意味をしっかり理解して使っているかを確認することが目的です。
では、さっそく作成手順です。
①設定(修正)
・「タイトル」「説明」を決める
・外観(壁紙、フォントなど設定)
・閲覧者のコメントの許可
・リアクションの設定(「いいね」機能がおすすめ!)
ちなみに「アイコン」の種類はたくさんあります。↓
選択すると、
続いて、
設定が完了したら、最後に「保存」を押すのを忘れないでください!
②共有
「プライバシー設定を変更」の箇所で、
「シークレット」、そして「訪問者は書き込み可能」に設定。
シークレットとは、ボードのリンクを共有したユーザのみがアクセスできるということです。
「共有」の設定が完了したら、最後に「保存」を押すのを忘れないでください!
③単漢字を上部に書く
コラムはいくつでも追加可能ですが、たくさん作りすぎると、学習者はもちろん自分自身も横にスクロールしないといけないので、閲覧するのにちょっと手間がかかります。
④リンクを共有して、学習者に書き込んでもらう
リンクのシェアは簡単。ページ上部のURLをコピペして送ります。
また、先ほどの「共有」ボタンをクリックし、「リンクをクリップボードにコピー」をクリックし、ペーストして送ることもできます。
利用例
実際使ったボードは写真なども貼っており、プライバシーの関係でお見せできませんが、イメージをつかんでもらうために、サンプルを作ってみました。↓
また、投稿欄の色を変えることもできます(学習者も可能)↓
色を分けて、どのグループの誰がしっかり書いているか判断するのもいいですね!
padletのデメリットはあるのか
私はまだpadletの「シェルフ」のボードしか使ったことがないので、詳しいことはわかりませんが、
実際使用してみて、際立ったデメリットはなかったです。
強いて言うならば、無料版は5つまでしかボードを作れないということです。
すでに作った5つのボードを保持したまま、6つ目を作りたい場合は有料アカウントに切り替えなければなりません。
5つのボードを作り終わり、6つ目を作ろうとすると、下のようなページが表示されます。↓
私の場合、ボードを5つ作った後は古いのから順に削除して、新しいのをまた作成していました。
そのボードに書いたことを形として残したい場合はPDFに保存するという手段もあります。※やり方についてはこの記事では述べません。
また、今回私が紹介した「漢字学習」のボードについて言えば、
デメリット:
・リンクを伝えれば、誰でも閲覧可能なので、先に書いた学習者のオリジナル文をまねする学習者がでてくる可能性がある。
・オンライン上ということで、「書く」作業がない。
タイピングなので、自分の手で書くことができず、書き順などの定着が難しい。
・学習者のネット環境により、アクセスできない。(ページに入る際、ローディングが長いなど)
→なので、個人的な意見ですが、padletを使った活動は授業内で扱うのではなく、
宿題(事前/事後)として、もしくは予習/復習として使用するのがいいかもしれません。
授業内で使用し、アクセスできない学習者がいると、その子も可哀想だし、他の学習者の学習の妨げにもなるかもしれません。
最後に
今回は「padlet」というオンラインで役に立つ無料ツールを紹介しました!
当記事では「漢字の学習」のボードしかお伝えしませんでしたが、やり方次第でさまざまな活動ができると思います。
他にも、padletを使った面白いアクティビティがあれば、またお伝えします!
当記事がみなさんのお役に立てれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!
●『padlet』
他におすすめなオンラインツール!
『PPTだけでできる漢字授業の活動』⤵
『Jamboard』についてはこちら⤵
オンライン授業のデメリットについて⤵