「明日」「翌日」
「明日ごはん行こう!」
と会話の際よく言いますが、
「翌日ごはん行こう!」
とは言いません。
少なくとも私の周りで「翌日~しよう!」という表現を使う人に出会ったことはありません。
日本人は、無意識のうちにしっかりと使い分けているのです。
では、具体的に何が違うのかを紹介していきます!
辞書の定義
①明日
今日の次の日。副詞的にも用いる。あした。みょうにち。
※大辞林 第三版
②翌日
その日の次の日。あくる日。
※大辞林 第三版
大辞林の辞書にもしっかり書かれていますね。
「明日」は今日の次の日。
「翌日」はその日の次の日。
「明日」は今(今日)を基準にした次の日であると、明確ですが
「翌日」は「いつの次の日か」分かりません。
つまり、
「翌日」は、今(今日)以外の過去や未来を基準にした次の日のことです。
例えば、
・1945年8月14日、日本はポツダム宣言の受諾を決定した。
その翌日、昭和天皇による玉音放送が「日本の敗戦」を伝えた。
・大事な会議が終わった翌日に、ちょっと高めのお店でご飯を食べるのが私のささいな楽しみだ。
まとめ
明日、ごはん行こう! 〇
翌日、ごはん行こう! ✖
ここで「翌日」を使った場合、おかしく感じるのは、
「今日」を基準としていないから。
・あのパーティの翌日、まきちゃんとデートに行ったんだ。〇
・商談が決まった場合、その翌日、部長と飲みに行く予定だ。〇
「翌日」を使う場合は、「今以外の過去や未来」を基準にしていることが大切です。
今回もご覧いただき、ありがとうございました!
日本語って難しい。でも、面白い。。。
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