となりのたしまさん。

日本人なのに日本語を勉強中。20代青年による日本紹介サイト。外国人に「日本のすばらしさ」を伝えるべく「日本」ついてはもちろん、海外の情報もたくさんアップしていきます。「少子高齢化」がすすんでいる日本。外国からの労働力がますます必要になってきています。外国の方々に「日本を好きになってもらえるように」。そんなことを意識して、ぼちぼち更新していきます。今年の目標も、「変わらないこと」。そのために「変わり続けること」。みなさん楽しみましょう、今回の人生。

となりのたしまさん。

いったい何が違うの?「値段」「料金」「価格」「代金」お金の「表現」の正しい使い方!

値段」「料金」「価格」「代金

 

このマスクの値段はいくらですか?

このマスクの料金はいくらですか?

このマスクの価格はいくらですか?

このマスクの代金はいくらですか?

 

お金に関する言葉はたくさんありますね。

上の文章をみるかぎりは、すべて同じ意味合いのような気がします。

 

フランクなのか。堅い表現なのか。

書き言葉でよく使うのか。話し言葉で使うのか。

 

仕事でもプライベートでもよく使う「お金の表現」。

今回は、似ているようで微妙に違うこれらの表現について勉強しましょう。

 

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①値段

売買する物についている金額。値。価格。

※大辞林第三版

 

②価格

物の価値の貨幣による表示。ねだん。

※大辞林第三版

 

辞書にも書いてあるとおり、

「値段」と「価格」は物やサービスの「価値」を貨幣の量で示したもの

 

ただ、「値段」は、話し言葉でよく使われて、

「価格」は、書き言葉やニュース番組などでよく使われます。

「値段」に比べて「価格」のほうが少し改まった表現です。

 

・最近、ガソリンの値段、高くなったねー。

・昨今、ガソリンの価格が上昇しました。

 

③料金

物の利用・使用などに対して支払う金。特に、交通機関・タクシーなどでは運賃以外の費用をいう。

※大辞林第三版

 

④代金

品物の買い手が売り手に支払う金。

※大辞林第三版

 

「料金」「代金」は、買い手が売り手に支払うお金のことです。

料金は、主にサービスの利用(手数料、授業料、入場料、レンタル料など)に対して使い、

代金は、品物などの購入に使います。

 

・この車のレンタル料金は○万円です。(借りることに対する支払い)

・この車の購入代金は○○万円です。(車自体に対する支払い)

 

ただ、

通話代、通話料(金)

水道代、水道料(金)

などと、どちらでも使う場合もあります。

本来は、「通話」も「水道」もサービスとして利用するので、「通話料」「水道料」というのが正しいです。

しかし、買い手から見れば、「サービス」であると同時に「モノ」という性質もあることから、「通話代」「水道代」ととらえることもできます。

 

まとめ

スーパーやドラッグストアに行って、

店員さんに、

このマスクの値段はいくらですか? 〇

このマスクの料金はいくらですか? ✖

このマスクの価格はいくらですか? △ (やや堅い)

このマスクの代金はいくらですか? 〇

 

また、

広い意味のお金の量を示す「金額」という言葉もあります。

 

金額

金銭の額。

※大辞林第三版

 

迷ったときは、「金額」を使いましょう。

 

日本語って難しいですね。