となりのたしまさん。

日本人なのに日本語を勉強中。20代青年による日本紹介サイト。外国人に「日本のすばらしさ」を伝えるべく「日本」ついてはもちろん、海外の情報もたくさんアップしていきます。「少子高齢化」がすすんでいる日本。外国からの労働力がますます必要になってきています。外国の方々に「日本を好きになってもらえるように」。そんなことを意識して、ぼちぼち更新していきます。今年の目標も、「変わらないこと」。そのために「変わり続けること」。みなさん楽しみましょう、今回の人生。

となりのたしまさん。

去年の【3月4日】はとても大事な日でした。~あの七カ月を振り返って~

みなさん、こんにちは。

「マスクがない。」

「トイレットペーパーがない」

「あの県で感染者が。。。」

日本は言うまでもなく世界中がコロナウィルスの話題でいっぱいです。

オリンピックはどうなるでしょう。

 

はい。

そんな中、3月になりまして、

あっ、これは書かなきゃ

と思い、今この記事を書いています。

 

私は、去年の今頃はインドネシアにいました。

他の記事でも何回か紹介していますが、現地日本語教師のアシスタントとして働いていました。

ちょうど今日。3月5日は、自分がずっと滞在していた町「モジョケルト」から去った日です。

モジョケルトはインドネシアの東ジャワ州に位置します。東ジャワ州で一番有名な都市

スラバヤ」から車で南に2時間ほど下ったところにあります。

スラバヤは日本でいうところの「大阪」です。

駐在している日本人の方もたくさんいます。

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 このモジョケルトを去る前日、3月4日。

赴任先の学校が自分のために「お別れ会」をしてくれることに。

12年生(高校三年生)は試験中で会うことができませんでしたが、10年生(高校一年生)と11年生(高校二年生)そして先生たちのみなさんが体育館に集まってくれました。

自分にとっては最後の学校行事。

今だから言えるけど、当日の朝、起きた時から涙を我慢してました。(笑)

歯磨きをしながら涙を我慢し、

学校への送迎の車に乗った時にも涙を我慢し、、

体育館で校長先生が話している時も涙を我慢し、、、

そして、

「では、YUTO先生、みなさんに話してください」

 

最期くらい

名スピーチとも言えるようなかっこいいことを言おう

と一週間前くらいから頭の中で原稿を考えていました。

実際、生徒の前に立って、生徒たちの顔を見て、

横に並んでいる先生方の顔を見たとたん、

予想通り、感極まって、

まったく自分が話そうとしたことと違うことをへたくそな日本語で話していました。

校長先生の話、

生徒の話、

そして、

一番お世話になった現地日本語教師の二人の話。

ペニ先生とソフィ先生。

2人の顔をみたとたん、とうとう涙がでてしまいました。

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そのあとのことは、あまり覚えていませんが、

学校の生徒が自分が話している姿を撮ってくれていたので、

そのビデオを見返すと、

私はもう一度インドネシアに戻ってきます

だから「さよなら」はここでは言いません

と言っていました。

 

本心です。

またインドネシアに戻る予定です。

その話は別の記事で語りたいと思います。

 

七か月間、モジョケルトに滞在して、

そんなにインドネシア語がペラペラではない自分に対して

いろんな人がよくしてくれました。

自分はどちらかというと、性格上一人でいることが好きです。おしゃべりするのもあまり好きではありません。

でも、ほとんどのインドネシア人はおしゃべりすることが好きです。

生徒も先生もほんとによく笑うし、よくしゃべります。

 

性格が合わないかも、、、

 

実を言うと、そんなことを思ったことが一度もありません。

初めて会ったときから、

「この人たちとならやっていけそう」

と思っていました。

 

もちろん、私も現地日本語教師の二人も互いに「配慮」「遠慮」あったと思います。

人間ですから。

「この人はこういう性格だからこういう風に接しよう」

こういう考え方はあっていいと思います。

「気にする」のもいいし、

「気にされる」のもいい。

人間ですから。

 

ただ、こんな

おしゃべりが好きではない、

人と付き合うのがあまり好きではない

「私」ですが、

人との接し方で気をつけているのが、

・見下さない

・傲慢にならない

 

異文化の環境で働くうえでも大事なことだと思います。

 

基本、自分の心の持ち方として、

自分勝手でもいいけど、上からものを言わない

そういうスタンスです。

 

はい。

そんなたくさんのいい人たちに恵まれて、

私は、インドネシアでの生活をしてきたわけですが、

この七カ月を振り返ったとき、

一番来てよかったと思ったことは、

「言語能力とか文化の違いとかいろいろ知識が深まった!やっほーい!」

ではなく

「これから海外で仕事するうえで大事な教養がみについた!やっほーい!」

というわけでもない。

 

やっぱり一番よかったことは、

「インドネシア」を好きな国にしてくれてありがとう。

つまるところ、国を好きになる理由って「人」だと思うから。

 

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※校長先生と。

 

以上、私のつぶやきでした!

見てくださってありがとうございました!!!