短夜の
夢うばふもの
ほととぎす
-智照尼
京都の人気スポット 嵐山。
今回は
嵐山に行くなら、ぜひ訪れてほしいスポット
「祇王寺」
の魅力を写真でお伝えしたいと思います。
京都には魅力的な観光スポットがたくさんあり、私自身も何回も訪れたことがありますが、
個人的に祇王寺は京都の観光スポットの中で、
5本の指に入るほどのお気に入りスポットです。
春夏秋冬それぞれの季節で違った景色を味わうことができ、
雨の日やくもりの日など天気が悪い日にもぜひ訪れてほしいスポットです。
そもそも「祇王寺」とは
祇王寺は竹林と青もみじに囲まれたつつましやかな草庵で、『平家物語』にも登場し、平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が清盛の心変わりにより都を追われるように去り、母と妹とともに出家、入寺した悲恋の尼寺として知られております。
祇王寺は昔の往生院の境内にあり、往生院は法然上人の門弟良鎮によって創建されたと伝わっています。山上山下にわたって広い寺域を占めていた往生院も後年は荒廃し、ささやかな尼寺として残り、後に祇王寺と呼ばれるようになりました。
※「祇王寺」公式サイトより引用
【用語解説】↓
・草庵:わら・かやなどで屋根を葺(ふ)いた粗末な家。草ぶきの小さな家。
・白拍子:平安末期から鎌倉時代にかけて流行した歌舞。また、それを演じる遊女。
・尼寺:尼僧の住む寺。
写真で見る「祇王寺」
私が訪れたのは6月上旬。
当日は暑くなくて、歩きやすい気温でしたが、
天気は曇天で、嵐山に到着するやいなや雨が降ってきました。
雨の日の観光は傘をさしながら歩くことになるので、少し面倒ですが、
そんな面倒も苦にならないほど、
祇王寺は雨の日やくもりの日に行っても後悔しないスポットです。
どんよりとした空気が神々しく、幻想的で、緑一色の苔庭ともマッチしていました。
「祇王寺」へのアクセス
祇王寺はJR嵯峨野線 嵯峨嵐山駅から徒歩25分程度です。
徒歩だと少し距離がありますが、嵯峨嵐山駅から嵐山の雰囲気を感じながら歩いて向かうのもおすすめです。
また、祇王寺があるエリアには竹林の小径や天龍寺などの人気スポットもあるので、併せて訪れるのもいいかもしれません。