1997年から「週刊少年ジャンプ」にて連載されている少年漫画「ONEPIECE(ワンピース)」。
次々と新しい連載作品が生み出されていくなか、今もなおその人気は衰えることなく、大人から子供まで、そして、国内にとどまらず世界中でファンを増やしています。
週刊少年ジャンプの歴代作品の中では、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」に次ぐ長期連載作品です。(2020年5月時点)
ワンピースは伏線が多いことで有名です。作者の尾田栄一郎さんは1巻からさまざまな箇所に伏線をばらまいていおり、ワノ国編に突入してから徐々にその伏線が回収され始めています。
「世界政府」「Dの意志」「ジョイボーイ」「古代兵器」「空白の100年」「ラフテル」
まだまだ回収しきれていない伏線もたくさんあります。
そして、1番重要で、1番気になるのが、
「ワンピース」とはいったい何なのか?
最大の伏線です。
わたし個人の話をすると、ワンピースは本当に昔から大好きな漫画でした。
わたしはアニメから見始めて、当時は水曜日の夜に放送されていたので風呂から上がって家族みんなで見るのが日課でした。漫画を買い始めたのは小学生高学年のときです。
むかしから推測するのが好きな少年だったので、伏線が張り巡らされているワンピースは本当に性に合いました。
中学生になっても、高校生になっても、大学生になっても、
友達と一緒にワンピース(伏線)について話していました。
ワンピース最大のショックだったのが、2015年2月。
主人公ルフィの義兄弟である「エース」が頂上戦争で死んだこと。
当時大学生だった私は、
大学の教室に入るやいなや友達に
「エース、、、死んだね。。。」
この戦争(頂上戦争)はどうなるのか?
このあとの展開はどうなるのか?
教授の話にまったく集中できなかったことを今でも覚えています。
ワンピースの中で一番好きな話は、冬島編(ドラム島編)です。ワンピース随一の癒しキャラ、チョッパーが初登場した話です。
この冬島編は映画でも公開されるほど人気なところで、なんといってもヒルルクがかっこよすぎます。ヒルルクとはチョッパーの名付け親です。
冬島編は全体的にとてもいい話なんですが、その中でもずば抜けて、ヒルルクが死ぬ最期のシーンは私がワンピース史上一番好きなシーンで、本当に感動します。
●ヒルルクの名言
『人はいつ死ぬと思う?
心臓をピストルで撃ち抜かれたとき?違う。
不治の病におかされたとき?違う。
猛毒キノコのスープを飲んだとき?違う。
人に忘れられたときさ。』
『俺が消えても俺の夢は叶う。病んだ国民の心もきっと救えるさ。
もうすぐここに化け物(チョッパー)がやってくる。俺の息子だ。手出すなよ。安心しろ、チョッパー。お前のキノコじゃ俺は死なねぇ。まったくいい人生だった!!!ありがとよ、チョッパー!!!』
最期に「まったくいい人生だった」と言って死ぬヒルルクを見て、
まだ少年だった私に「自分も最期にこんなことを言える人生にしたい!」と思わせてくれました。
ワンピースはただハラハラするだけの冒険ファンタジー漫画ではなく、人生の勉強にもなります。
●ルフィの夢(ゴール)とは?
「海賊王に俺はなる!」
ルフィの決めセリフです。
ルフィの夢は海賊王になることですが、それだけではないという考察もあります。
585話で、ルフィ、エース、サボが兄弟の盃を交わすシーンでルフィが言った夢の話に対して、
サボとエースは「は??」という反応をしています。
「お前は、、、何を言い出すかと思えば、、、」とエースが言い、
「面白れぇなルフィは!!お前の未来が楽しみだ!!」とサボが言っています。
ここでルフィが「海賊王になる」と言ったならば、
2人がこんな反応になるはずはありません。
「海賊王になること」以外の別の夢があると考えられます。
また506話でも「ルフィの夢」についての伏線がありました。大海賊シャンクスとルフィーの師匠レイリーが話すシーンです。
シャンクスのセリフで
「レイリーさんおれァ本当に驚いたよ!!! "東の海"(イーストブルー)に!!ロジャー船長と同じ事を言うガキがいたんだ!! 船長のあの言葉を!!」
「あの言葉」って何???
ってなりました。
海賊王「ロジャー」が言った言葉と同じ「あの言葉」はおそらくルフィが兄弟盃のときに言ったセリフと同じものだと考えています。
いや、本当に伏線だらけです。
このような考察から、
そもそもワンピースの最終回がどんなふうに終わるのかと想像したときに
「ルフィが海賊王=最終回」じゃないと考えられます。
やはり「ワンピース」の正体が明らかになることとルフィの最大の夢が明らかになることが最終ゴールのような気がします。
そんな、ワンピースですが、ワノ国編に入り、最終局面へ向かっています。
とはいいつつ、あと3年くらいは続きそう。
ワンピースを知らない方、申し訳ありません。この記事を読んでもあまり理解できないと思います。
ただ、やはりこの漫画はとても素敵な漫画ですので、機会があればぜひ手に取って読んでみてほしいです。