日本の人口は、1億2583万6千人であり、前年同月と比べると、42万9千人減少しています。(令和2年7月時点)
※総務省統計局HPより
そのうち在留外国人の数は、288万5904人おり、前年末と比べると、4万7233人減少しています。(令和2年6月時点)
※今年はコロナウイルスの影響で入国制限などの規制があったことが原因かと思われます。
日本の人口に占める在留外国人の割合は、約2.3%で、50人に1人は外国人ということになります。
●2019年はこちら⤵
在留外国人【国籍別】
日本に在留している外国人を国籍別に見てみると、
①中国 78万6830人(-3.3%)
②韓国 43万5459人(-2.4%)
③ベトナム 42万0415人(+2.1%)
④フィリピン 28万2023人(-0.3%)
⑤ブラジル 21万1178人(-0.2%)
⑥ネパール 9万5367人(-1.5%)
⑦インドネシア 6万6084人(-1.2%)
⑧台湾 5万9934人(-7.5%)
⑨米国 5万7214人(-3.3%)
⑩タイ 5万3334人(-2.7%)
※令和2年6月時点
前年に比べて、
上位10か国の中でベトナムのみ増加し、他の9か国は減少しています。
※法務省HPより
※〇の数字は順位。( )は前年末と比べた増減率
在留外国人在籍数【都道府県別】
都道府県別に『どのくらい在留外国人がいるのか』を見ていきます!
①東京都 56万8665人(-4.2%)
②愛知県 27万6282人(-1.7%)
③大阪府 25万3303人(-1.0%)
④神奈川県 23万5369人(+0.1%)
⑤埼玉県 19万6537人(+0.3%)
⑥千葉県 16万7220人(-0.2%)
⑦兵庫県 11万4927人(-0.7%)
⑧静岡県 10万0237人(+0.1%)
⑨福岡県 8万1556人(-2.3%)
⑩茨城県 7万0806人(-0.4%)
※令和2年6月時点
※〇の数字は順位。( )は前年末と比べた増減率
上位10都府県のほとんどが前年と比べて減少しています。
外国人留学生在籍数【都道府県別】
外国人が日本に来る目的として、『留学』があります。
都道府県別に『どのくらい外国人留学生がいるのか』を見ていきます。
まず、在留資格『留学』で入国した外国人は28万0273人います。
前年末と比べると、6万5518人減少しています。
※令和2年6月時点
①東京都 8万7982人(-24.3%)
②大阪府 2万7096人(-15.7%)
③福岡県 1万8181人(-13.2%)
④埼玉県 1万8151人(-16.7%)
⑤神奈川県 1万6331人(-15.4%)
⑥千葉県 1万5230人(-17.4%)
⑦愛知県 1万3828人(-23.2%)
⑧京都府 1万1465人(-18.1%)
⑨兵庫県 9789人 (-13.8%)
⑩宮城県 5051人(-14.5%)
※〇の数字は順位。( )は前年末と比べた増減率
在留資格『留学』に視点を置くと、福岡県、京都府、宮城県が上位に入っています。
ただ、上位10都府県すべてで外国人留学生の数は減少しています。
在留外国人在籍数【全国自治体別】
自治体別(地方公共団体別)に『どのくらい在留外国人がいるのか』を見ていきます!
①川口市(埼玉県) 3万9270人
②東京都新宿区 3万8856人
③東京都江戸川区 3万8115人
④東京都足立区 3万4380人
⑤東京都江東区 3万1920人
⑥東京都板橋区 2万8153人
⑦大阪市生野区 2万7861人
⑧東京都豊島区 2万7246人
⑨東京都大田区 2万5637人
⑩東京都世田谷区 2万3312人
⑪東京都葛飾区 2万2958人
⑫東京都北区 2万2760人
⑬東京都港区 2万0989人
⑭東京都練馬区 2万0985人
⑮豊橋市(愛知県) 1万9434人
⑯船橋市(千葉県) 1万9006人
⑰東大阪市(大阪府) 1万8942人
⑱豊田市(愛知県) 1万8811人
⑲東京都荒川区 1万8702人
⑳東京都中野区 1万8698人
㉑市川市(千葉県) 1万8058人
㉒東京都杉並区 1万7659人
㉓横浜市中区 1万7568人
㉔松戸市(千葉県) 1万7455人
㉕川崎市川崎区 1万7354人
㉖東京都台東区 1万5153人
㉗東京都品川区 1万4327人
㉙横浜市鶴見区 1万4224人
㉙伊勢崎市(群馬県) 1万3713人
㉚八王子市(東京都) 1万3381人
※令和2年6月時点
※〇の数字は順位。
川口市は前年末は3位でしたが、令和2年に入り、トップになっています。
東京都在留外国人【国籍別】
全国で一番在留外国人が多い『東京都』に視点を置いて、国籍別に見ていきます。
①中国 22万5239人
②韓国 9万2241人
③ベトナム 3万6092人
④フィリピン 3万4124人
⑤ネパール 2万5287人
※〇の数字は順位。
※令和2年6月時点
愛知県在留外国人【国籍別】
続いて、全国で2番目に多い『愛知県』を見ていきます。
①ブラジル 6万1599人
②中国 4万9490人
③ベトナム 4万1655人
④フィリピン 3万9209人
⑤韓国 2万9096人
※〇の数字は順位。
※令和2年6月時点
大阪府在留外国人【国籍別】
続いて、全国で3番目に多い『大阪府』を見ていきます。
①韓国 9万6361人
②中国 6万7828人
③ベトナム 3万5955人
④フィリピン 9340人
⑤台湾 6832人
※〇の数字は順位。
※令和2年6月時点
福岡県在留外国人【国籍別】
続いて、在留資格別で見たとき、在留資格『留学』で東京、大阪に次いで3位だった『福岡県』を見ていきます。
※総合では9位です。
①中国 2万0393人
②ベトナム 1万8047人
③韓国 1万5194人
④ネパール 7572人
⑤フィリピン 5578人
※〇の数字は順位。
※令和2年6月時点
全体的に見れば、『中国』国籍の外国人が多いですが、
愛知県だけで見ると『ブラジル』国籍の外国人の方が多かったり、
大阪府だけで見ると『韓国』国籍の外国人の方が多かったりと、
外国人の在留する目的、各地域の取り組み方なども影響して、
『どの国籍の外国人が多いのか』変化してきます。
最後に
2020年。
令和になり、これからますます国際化を推進していこうとするやいなや
コロナウイルスが猛威を振るい始めました。
日本政府は入国停止または入国制限などの規制を設け、
本来であれば、日本で働く予定だった外国人、勉強する予定だった外国人が来られなくなりました。
令和2年6月時点で50人に1人が外国人。
今までを振り返っても、在留外国人の数は増加傾向にあります。
米中対立の深刻化
ASEAN諸国との結びつき強化
コロナ禍でも世界情勢は徐々に変化し続けています。
アフターコロナ。
在留外国人の国籍にも変化が見られるかもしれません。
これからも『日本』と『外国』をテーマにした情報を投稿していきますので、
興味のある方は、これからもぜひご愛読よろしくお願いいたします!