- ONE PIECE FAN LETTERとは
- 名もなき一人の海兵から見た頂上戦争の過酷さと悲惨さ
- 海賊に人生を変えられた名もなき一人の海兵
- アマプラで「ONE PIECE FAN LETTER」を観よう!
ONE PIECE FAN LETTERとは
※「ONE PIECE.com」より画像引用。
ONE PIECE FAN LETTERとは、
TVアニメ「ONE PIECE」の25周年を記念して製作されたアニメーション作品です。
あらすじ
海賊、麦わらのルフィが兄であるエースを失った頂上戦争から2年後のシャボンディ諸島。ナミに強い憧れを持つ主人公の少女は小さな冒険へと出発する。
これはワンピースを「追い求めない」人々にスポットを当て、彼らの視点から麦わらの一味の再集結を描く群像劇。
本来、ワンピースの物語は、主人公麦わらのルフィと麦わらの一味を主軸として描かれます。
又、作品名ともなっている「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を追い求めて冒険する物語でもあります。
ただ、今回の作品「ONE PIECE FAN LETTER」は、
あらすじにも記載されている通り、
※「ONE PIECE.com」より画像引用。
ワンピースを追い求めない人々の物語です。
今回の作品に登場した主な人物は、
・ナミに憧れる少女(今作の主人公)
・ルフィに心を惹かれる海兵
・チョッパーが大好きな海軍少佐、波頭の仁王(はとうのにおう)
・ソウルキング(ブルック)ファンの本屋で働く女性
です。
彼らはストーリー上、
重要な役割を持たないキャラクター、
いわゆるモブキャラたちです。
そんな彼らの視点から
「麦わらの一味がどんなふうに映っているのか」が描かれています。
今回は、
ルフィに心を惹かれる海兵
に焦点を当てて、「ワンピース」の世界を深堀りしていきます!
名もなき一人の海兵から見た頂上戦争の過酷さと悲惨さ
※『ONE PIECE FAN LETTER』より画像引用。
今作品の主な登場人物として、ある一人の海兵がピックアップされました。
彼は、白ひげ海賊団を迎え撃つために、マリンフォードに招集された海兵の一人で、
重傷を負ったもの、大乱戦となった頂上戦争を生き残りました。
このアニメで描かれた頂上戦争では、ルフィやエース、白ひげといった主要キャラではなく、
この名もなき海兵を視点に描かれています。
彼の弟も海兵であり、共にマリンフォードに招集されました。
ただ、弟の方が階級が上であり、コートを着用していることから少尉以上の実力があると思われます。
「もっと要領良くやれよ」
弟に何度も言われる言葉。
堅物で不器用な自分。お調子者だが器用な弟。
昔から弟の方が、世渡り上手で、華々しい人生を歩んでおり、
この海兵は「弟が嫌いだ」といつも思っています。
そんな弟と出征したマリンフォード。
白ひげ海賊団、海軍大将、王下七武海、インペルダウンの脱獄囚。
強者同士の激闘に圧倒され、尻込んでしまいます。
俺はたかが一般海兵に過ぎない。
※『ONE PIECE FAN LETTER』より画像引用。
ふと気がつくと、巨大な何かに足を挟まれていました。
※『ONE PIECE FAN LETTER』より画像引用。
足に傷を負いながらも何とか脱出し、挟んでいたものが何か見てみると、
白ひげ海賊団傘下のリトルオーズジュニアの巨大な足でした。
※『TVアニメ ONE PIECE 第464話』より画像引用。
原作でも描かれた頂上戦争にて王下七武海の一人、ドフラミンゴがオーズジュニアの右足を糸で切断するシーン。
海兵は、ドフラミンゴが切断したオーズジュニアの足の下敷きになっていたのでした。
原作では、「オーズジュニアVSドフラミンゴ」に焦点を置き描かれていました。
オーズジュニアは6000㎝の生き物。足だけでもかなりの大きさです。
踏まれたり、蹴られたり、挟まれたり。
そのような被害があって当然です。
「一般海兵がオーズの足に挟まれて重傷を負う」
「ONE PIECE FAN LETTER」は、原作では描かれないところに視点を置いて、
頂上戦争の過酷さ、恐ろしさを表してくれました。
※『ONE PIECE FAN LETTER』より画像引用。
ふとオーズの足から他のところに目をやると、
海兵が二人いました。一人はうずくまり、もう一人はすでに生き途絶えていました。
「自分ももうすぐ死んでしまうかもしれない」
悲観的な目で彼らを見ていました。
悪魔の実も食べていない、六式も使えない、覇気も使えない
一般海兵からしたら、本当に悪夢のような場所にいたことでしょう。
『ONE PIECE FAN LETTER』鑑賞後、コビーの言葉が胸に刺さる。
※『TVアニメ ONE PIECE 第488話』より画像引用。
そこまでだぁぁ~!
もうやめましょうよ!
もうこれ以上戦うの!やめましょうよ!
命がもったいないっ!
兵士1人1人に帰りを待つ家族がいるのに
目的はもう果たしているのに
戦意のない海賊を追いかけ
止められる戦いに欲をかいて
今手当てすれば助かる兵士を見捨てて
その上にまだ犠牲者を増やすなんて 今から倒れていく兵士たちは
まるでバカじゃないですか!
大将赤犬の前にコビーが立ちふさがり放った言葉です。
海軍からすると「エースの死」という目的は達成しています。
白ひげ海賊団も船長からの撤退命令も出て、エースが死んだとなると、
海軍と戦う理由がありません。
なのに、戦いを続ける大将赤犬。
消えていく尊い命。
結果的には、海軍側の勝利という形で頂上戦争は終わりましたが、
マリンフォードの土地の崩壊、たくさんの海兵の死、
けして「勝利」という二文字では片付けられない代償を負いました。
海賊に人生を変えられた名もなき一人の海兵
※『ONE PIECE FAN LETTER』より画像引用。
「兄貴ぃぃぃ」
立ちすくんでいると、弟の悲痛な叫びが聞こえてきました。
声のした方を見ると、
弟も巨大な氷塊に挟まれて身動きとれない状態になっていました。
すぐに助けに行こうとしますが、
※『ONE PIECE FAN LETTER』より画像引用。
パシフィスタのレーザー光線が飛んできます。
圧倒的な武力。弟を救いに行くどころか立っているのもままならない状況。
助けたいという気持ちはありながらも、体は拒否反応を示します。
後ずさり、逃げようとしたとき、
※『ONE PIECE FAN LETTER』より画像引用。
「俺は、弟だぁぁぁ」
力強い叫び声が聞こえてきました。
弟からもらった肩紐がほどけ、拳銃が落ちます。
※『TVアニメ ONE PIECE 第467話』より画像引用。
こちらも原作で描かれました。
ルフィがエースがいる処刑台へと走っているシーン。
「来るな」と叫ぶエースに対し、ルフィが放った言葉。
「俺は、弟だぁぁぁ」
ルフィとエースは血は繋がっていませんが、
幼少の時に兄弟の杯を交わし、本当の兄弟のように過ごしてきました。
※『ONE PIECE FAN LETTER』より画像引用。
ルフィの声を聴いた瞬間、
血が出ている足を叩き、自分を奮い立たせ、
弟のところに向かって行きました。
※『ONE PIECE FAN LETTER』より画像引用。
ゴールド・ロジャーが大海賊時代を始めなければ、
火拳のエースが捕まらなければ、
この戦争に招集されなければ、
巨大な足の下敷きにならなければ、
肩紐一本切れなければ、
あの男の声を聴かなければ、
全ての出来事は、
少しずつ俺の人生を変えている
生きて帰れるとしたら、
俺もいつか
誰かの人生を変えるきっかけになれるだろうか。
あの男のように。
強敵だらけの戦場で、一心不乱で兄(エース)のもとへ走っていくルフィ。
「俺は、弟だぁぁぁ」
ルフィの言葉に胸を打たれ、弟を助けに行く決心ができた海兵。
自分と弟。
エースとルフィ。
「兄弟」というところに自分たちを重ねたのでしょう。
頂上戦争から2年後、
シャボンディ諸島で弟と共にまだ海兵として働く姿が見られました。
弟を救い、頂上戦争を生き延びたことが分かります。
相変わらず弟からは「もっと要領よくやれよ」と言われていますが。
ただ、コートを着用していることから、弟同様、少尉以上の階級に昇進した模様です。
麦わらのおかげで弟はここにいる
だが、奴は目の前で兄であるエースを失った
それ以来ゆくえ知らずだ
麦わらは今どうしているだろう
海軍と海賊。
正反対の立場にいながら、海兵はルフィに心惹かれてしまいました。
「海賊は悪」という海兵の共通理念
ワンピースの世界では、海軍にとって海賊は悪。
頂上戦争時、インペルダウン(海底大監獄)の副署長であった「ハンニャバル」が海賊について語るシーンがありました。
※現在はインペルダウン署長
※『TVアニメ ONE PIECE 第446話』より画像引用。
ハンニャバルはインペルダウンから脱獄しようとするルフィたちの前に立ちふさがり、
何度倒されても立ち上がりました。
貴様らシャバで悪名揚げただけの海賊に謀反人
貴様らが海へ出て存在するだけで、
庶民は愛する者を失う恐怖で夜も眠れない!だから、か弱き人々にご安心頂くために凶悪な犯罪者達を閉じ込めておく
ここは地獄の大砦!
それが破れちゃこの世は恐怖のドン底じゃろうがぃ!
出さんと言ったら一歩も出さん!
ハンニャバルにとって海賊は、市民を脅かす存在で悪そのもの。
ハンニャバルが放ったこの言葉に対し、ルフィも何も言い返しませんでした。
自分にも「兄(エース)を助ける」という使命感がありますが、
ハンニャバルにも、彼なりの使命感、正義感があるのだろうと感じたのでしょう。
最終的には、後からやってきた黒ひげにハンニャバルは倒されてしまうのですが、
最後まで弱腰になることなく、自分の正義を貫きました。
海軍では、人それぞれ自分の正義を掲げているため、必ずしも一枚岩ではありませんが、「海賊は悪」という思想は全海兵共通のものだと思います。
「ONE PIECE FAN LETTER」に登場した海兵も、
ルフィの言葉に勇気をもらい、弟を助けることができたと感謝の念がありながらも、
シャボンディ諸島に現れたルフィを捕る任務を遂行しようとします。
一般市民を守りながら海上の秩序を乱す海賊を捕えることが使命。
個人の思いはあっても、秩序を保つ自分の立場を優先させます。
ただ、
ルフィによって人生を変えられた海兵は、
今後もルフィという人物を一生忘れないでしょう。
原作では、ルフィとこの海兵が対面する場面はおそらく描かれないと思いますが、
ルフィに影響を受けた人物が海兵たちの中にいたという事実が分かり、
ルフィの魅力がより際立ち、改めてワンピースという物語の奥深さを感じました。
又、原作では、この海兵と同じようにルフィに影響を受けた「コビー」がいます。
今後、海賊のルフィと海軍のコビーがどう関わっていくのか、
そして、どんな世界に変わっていくのか必見です。
やっぱり、ワンピースは面白いですね。
今回もご覧いただき、ありがとうございました。
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今回の記事で紹介した「ONE PIECE FAN LETTER」。
主人公ルフィをはじめ、ワンピースに登場する海賊は「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を追い求めて、冒険しますが、
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