今回は、
大阪府大阪市中央区にある難波神社に行ってきました。
ビルが連なる大阪市のオフィス街の中にひっそりと佇む難波神社。
コンパクトな境内には、本社、摂社、末社が鎮座しており、
移動に時間を費やすことなく、参拝することができます。
難波神社の御祭神は
仁徳天皇 (にんとくてんのう)
です。
須佐之男命も配祀されています。
では早速、魅力あふれる難波神社を写真といっしょに見ていきましょう。

難波神社を写真で紹介

難波神社は、
ビルに囲まれ、賑やかなオフィス街の中にあります。
それもあってか、
参拝者の中には、お昼休み中のOL、出張中のサラリーマンなど仕事の合間に参拝に訪れる方々がたくさんいました。
神聖な空気を吸いに、一息つくために訪れるのも良いですね。

たくさんのビルが立ち並んでいる中で、立派に佇んでいる鳥居。
難波神社は東西南北に鳥居があり、写真の鳥居は東側の鳥居(御堂筋通り側)にあります。

鳥居(東側)をくぐると、大きなクスノキが。難波神社の御神木です。
樹齢約400年、高さ11メートルで、大阪市内中心部で最古のクスノキです。

第二次世界大戦時の大阪大空襲により、難波神社の社殿や他の木々は焼失しましたが、
このクスノキは火傷は負ったものの、焼失はせず、現在もたくましく佇んでいます。
戦災に負けじと生き残ったこのクスノキは、パワースポットとしても人気で、
私が訪れた際もクスノキの幹の部分に手を触れ、拝んでいる人の姿が多々見受けられました。

難波神社拝殿。
正面から撮影。当日は曇りでしたが、逆にそれが神々しい雰囲気を醸し出してくれました。
都会の喧騒と境内の静かな雰囲気。見事なコントラスト。
本殿には、第16代仁徳天皇が祀られています。

拝殿へと上る階段の前にいる狛犬(右)。
神社を守る可愛い門番です。

難波神社拝殿・本殿の西側に鎮座する博労稲荷神社(ばくろういなりじんじゃ)の鳥居。
難波神社の摂社です。
難波神社の外を歩いていると、この朱色の鳥居がよく目立ち、
「あそこに神社があるんだな」と教えてくれます。

博労稲荷神社(拝殿)。
江戸時代では、難波神社は仁徳天皇を祀った神社としてではなく、
この博労稲荷神社がある神社として有名で、商売繁盛の為、当時多くの人が参拝しに訪れていたそうです。

鳥居の近くにいる赤いエプロンがよくお似合いの狐さん。
凛々しい目つきで、神社を守っています。

難波神社西門横に鎮座する金刀比羅神社(ことひらじんじゃ)。
難波神社の末社です。
御祭神は国造りの神様、大物主神(おおものぬしのかみ)。別名、大国主神。

難波神社の東南(東門近く)に鎮座する十四柱相殿神社(じゅうよんばしらあいどのじんじゃ)。
名前の通り十四柱の神様を祀っています。
3つの木札があり、それぞれに
・徳川家康公、楠正成公、菅原道真公、豊臣秀吉公
・應神󠄀天皇(応神天皇)、天照皇大神、豊受姫大神
・迦具土大神、猿田彦大神、春日四柱大神、水波能女大神
※春日四柱大神:武甕槌命、経津主命、天児屋根命、比売神
神様の名前が記載されてあります。
難波神社の御祭神・御神徳
冒頭でも述べましたが、
難波神社の御祭神は、第16代仁徳天皇です。
古事記では、民に対して3年の間、税や労役を免除し、
その間、倹約するため、自分の住まいが雨漏りしても修理しなかったといった逸話も残っており、民から非常に人望が厚かった天皇として有名です。
神社は5世紀頃に、第18代反正天皇(仁徳天皇の息子)が父を偲んで、創建したと伝えられています。
・御神徳:平穏安寧、諸願成就
又、暴君であり、英雄でもある個性豊かな神様、
須佐之男命(すさのおのみこと)も配祀しています。
※配祀:主祭神のほかに、同じ神社の中に他の神を祭ること。
・御神徳:五穀豊穣、厄除開運
難波神社への交通アクセス

難波神社へ地下鉄に乗って行かれる際は、
・心斎橋駅3番出口から徒歩約5分
・本町駅13番出口から徒歩約5分
です。