となりのたしまさん。

日本人なのに日本語を勉強中。20代青年による日本紹介サイト。外国人に「日本のすばらしさ」を伝えるべく「日本」ついてはもちろん、海外の情報もたくさんアップしていきます。「少子高齢化」がすすんでいる日本。外国からの労働力がますます必要になってきています。外国の方々に「日本を好きになってもらえるように」。そんなことを意識して、ぼちぼち更新していきます。今年の目標も、「変わらないこと」。そのために「変わり続けること」。みなさん楽しみましょう、今回の人生。

となりのたしまさん。

5年ぶりに心に残る思い出の地へ【インドネシアの旅:モジョクルト】

久しぶりのモジョクルトである。

5年ぶりのモジョクルトである。

2019年3月以来のモジョクルトである。

 

「モジョクルトとは何ぞや?」

という方が大半だと思うので簡潔に説明させていただく。

 

モジョクルト(Mojokerto)とは、

インドネシアのジャワ島、東ジャワ州に位置する町の一つです。

東ジャワ州の中では、スラバヤ、マランという都市が有名です。

スラバヤはジャカルタに次ぐ、第二の都市です。

モジョクルトはスラバヤから約1時間半、

車で南西に下ったところにあります。

私は過去に約7カ月間、この地で日本語教師のアシスタントとして働いていたことがあり、非常に思い入れがある町です。

一般的に見ると、小さな田舎町ですが、

私にとっては人生の中で大切な町の一つです。

モジョケルトのおすすめを簡潔に言うと、

マジャパヒト(majapahit)という遺跡、

オンデオンデ(onde onde)という饅頭

です。

私の主観です。

 

普通に生きていたら、

おそらく出会わなかったであろう町、

モジョクルト。

 

果たして有意義な旅になるのでしょうか。

ご覧ください!

 

 

午前10時半。

ブラジルのサッカー選手、ネイマール似のイケメンお兄さんが

ホテルのチェックアウトをしてくれて、

タクシーが来る間、いろいろお話もしてくれました。

ホテルも良い感じで、またジャカルタに来た際は使わせていただくと思います。

この時に宿泊したホテルについてはこちらの記事をご覧ください↓↓↓

 

道も混まず、スカルノ・ハッタ国際空港には40分程度で到着。

「国内線も懐かしい」

少々感傷に浸り、

窓口でチェックイン手続き、荷物の預け入れ手続きを行う。

フライトは13時5分。

「まだまだ時間があるな」

お腹を触る。ちょっと小腹が空いてきた。

空港内のお店で、待ち時間をつぶすことに。

 

インドネシアを代表する料理、ナシゴレン(Nasi Goreng)をいただきました。

日本でいうところの焼き飯。

 

食後は空港内にコアワーキングスペースがあったので、

ちょっと記事の下書きを進める。旅での出来事を忘れないよう、ちょくちょく書きおさめておかなければ。

そうこうしているうちに、飛行機搭乗のアナウンスが。

 

さぁ、スラバヤへ。

 

飛行機の中でもソワソワ。落ち着きがない。

ワクワクですが、ドキドキもあり。

緊張しいなもので。

モジョクルトのみんなは元気だろうか。

 

ジャカルタからスラバヤまでは飛行機で1時間半程度。

ソワソワしている間に、到着。

 

荷物を受け取り、空港内を出る。

グラブでタクシーを呼ぼうと携帯を触る。

「Hey,mas!どこまで行くの?」

海外旅行でお馴染み客引きタクシードライバーおじさん登場である。

「今からグラブで予約するので」

「いくら?」

「え?」

「モジョクルトまでいくら?」

「3500円です」

グラブのタクシー配車アプリは事前に目的地までの金額が分かります。

「3300円でどう?高速代込みで」

「じゃあ、お願いします」と即答。

おじさんがすぐに荷物を持ってくれる。

 

この記事を書いている今、このときのことを振り返ると、

「もうすぐ5年ぶりのモジョクルトだ」

とモジョクルトのことで頭がいっぱいでソワソワしており、

「ぼったくられるかもしれない」といういつもの危機管理センサーが著しく低下していたと思います。

 

タクシーに乗って10分程経つと、小雨だった雨が、大雨に。

ただ、スラバヤに到着してからで良かったと安心。

飛行機が離陸する前じゃなくて良かった。フライトが遅延する可能性もあるので。

 

「高速使うよね?カードにチャージしたいから、先に1000円くれる?」

ドライバーのおじさんが話しかけてくる。

高速道路に乗る際の代金の支払いは電子マネーカードでの支払いが主流となっています。

このときにはじめて、今乗っているタクシーはグラブでもなく、ブルーバードでもない、

メーター制じゃないタクシーに乗っているんだと実感。

※ブルーバードとはインドネシアで有名なタクシー会社の一つ。

「この人ももしかして煩悩おじさん?」

おじさんの顔がだんだん悪徳な人に見えてくる。

後から、このチャージ代を除いて請求されるかも。。。

「すみません。このチャージ代ももちろんタクシー代に混みですよね?」

「うん。」と返答してくれたものの、疑心暗鬼に陥る。

お金を渡す。

おじさんが高速に入る手前にある小さなお店による。どうやらカードにチャージをしているらしい。

「雨ひどくなってきたね。」

3分くらい経っておじさんが車に戻ってきて言う。

曇天とおじさんがマッチしてやっぱり悪徳な人に見える。

車が再び発進。高速に入る。

 

スラバヤの空港、ジュアンダ国際空港からモジョクルト市内まで約1時間半。

高速を抜けると、懐かしい風景が見えてくる。

ただ、正直言うと、雨が土砂降りだったので、おぼろげにしか見えていない。

 

ドライバーのおじさんが急に窓を開ける。

道路で交通整理しているおじさんにチップを渡すのが見えた。

イスラム教には、ザカートと呼ばれる教徒が行わなければならない実践項目があります。

ザカートとは「喜捨の精神を持つこと」。

簡単に言うと、貧しい者を助けるということ。

「インドネシアのイスラム教」についての記事はこちらをご覧ください↓↓↓

 

「このおじさん、ほんとは良い人なんじゃないか」

と思い始める。

おじさんへの疑心もあり、良い人であってほしいという願いもあり。

そんな変な気持ちを抱えたまま、雨の中車が進む。

20分くらい経ち、車が止まる。懐かしのホテルに到着。

ホテルの外装は少し変わっている。

「まぁ、もう5年だもんな」

年の経過を実感するとともに

無事に到着できたことに安堵する。

 

「えーと。2300円ね。」

おじさんが言う。

ちゃんとチャージ代が除かれている。

疑ってすみませんでした。良きタクシーのおじさんでした。

「あと、これ俺の名刺。なんかあったらまた呼んでや」

笑顔で名刺を渡される。ほんとにただ良いおじさんでした。

おじさんの顔がだんだん悪いやつに見えてくる。

数時間前、疑って本当にすみませんでした。

 

ただ、この記事を読んでいる皆様、

空港でタクシーに乗る際は、やはりメーター制タクシーを強くおすすめします。

メーターのないタクシーはぼったくられる可能性の方が高いです。

 

おじさんが荷物をホテル入口まで運んでくれる。

「ありがとうございます」と握手をしてお別れ。

遠くから

「せんせーーーーーい!」と大きな声がする。

ホテルレセプションのSさんの声であることがすぐに分かった。

※名前の頭文字を取り、Sと呼ばせていただく。

 

続きはこちら↓↓↓