「Mojokerto」は、
モジョケルトなのか。
モジョクルトなのか。
普通に読むと「モジョケルト」なんですが、
現地の人が「Mojokerto」と言った時の「音」を聞いた限りでは、
「モジョクルト」だと思うのです。
というのも、
インドネシア語の「e」の発音には、
é[エ]と e[あいまいなウ] の発音があり、
この「Mojokerto」の「e」は「あいまいなウ」だと思うんです。
ちなみにGoogleマップでは、「モジョケルト」と出てきます。
はい。
冒頭から「哲学的な問い」のような感じで語りだしてすみません。
そんな「モジョクルト」での旅の続きです。
ホテルに到着して、
Sさんとフロントで15分ほどお話ししました。
Sさんはおそらく自分より年上ですが、声が高く、天真爛漫な人物です。
インドネシア渡航前にも
「今度、モジョクルトに行くので、よろしく!」
「部屋まだ取れますか」と
事前にSNSで何回かやりとりしていました。
モジョクルトにやってきて、
久しぶりに再会した一人目である。
しばしの別離は
再会をいっそう快いものにする。
ジョン・ミルトン(イギリスの詩人)
再会っていいですね。
なんかすごいいい気分になります。
自然とニヤけてきます(笑)
ただ、こういった感情を大事にしていきたい。
そろそろチェックインの手続きをしなければということで、
Sさんにパスポートを渡す。
「KさんとNさんは元気ですか。」
「二人とも元気だよ。明日の朝出勤するよ!」
「楽しみです」
5年前にもいた女性スタッフメンバーは全員現在も在籍中である。
ただ、男性スタッフメンバーは2名とも、別の職場にいったらしい。
今は、また新しい男性スタッフメンバーが同じく2名働いている。
またどこかで会えたらなと思う。今後のご多幸を願う。
チェックイン後、Sさんに部屋を案内してもらいました。
5年前に私が借りていた部屋の隣の部屋でした。
すでに宿泊者がいるらしい。。。
「じゃあ、先生、ゆっくりね」
エアコンをつけて、部屋の鍵を自分に渡し、Sさんが言う。
「ありがとう」
とりあえずシャワーを浴びることにした。
5年前と違う部屋と言えど、作りや様子は同じ。
壁の色、床の色は変わっていない。
冷房が早く効く感じも変わっていない。
シャワーの水がお湯になるのにかなりの時間を費やすのも変わっていない。
2階のフロアはWi-Fiがつながりにくいのも変わっていない。
シャワーを浴び、浴室を出る。
ちょっと寒いなと思い、エアコンの温度を上げる。
ラフな格好に着替え、軽く水を飲み、ベッドに横になる。
懐かしい。
ただ、その一言である。
すべての部屋での行動が懐かしい。
モジョクルトに無事に到着できたことで今日は安堵している。
夜ご飯を食べて、明日に備えて今日は早く寝てしまおうか。
いや、まだ寝れない。
夜に5年前に働いていたときの教え子とご飯を食べに行く約束があるのです。
彼は、当時12年生(日本でいう高校3年生)の生徒で、日本語クラブに所属していました。
5年前にモジョクルトを去って今までの間にも、何度かSNSでメッセージのやりとりをしており、日本語を話すのも読むのも得意なイメージがありました。
ホテルについたのが16時半。
今、17時半。
ホテルに来てくれるのが、21時頃と言っていた。
ちょっと眠るか。
ちゃんと起きれるようにアラームを19時に設定する。
電気を消す。
ぜんぜん眠れませんでした。
おそらく久しぶりのモジョクルトでアドレナリンが出て、脳が活性化してたのだと思います。
なので、横になったまま、インドネシア語のリスニング教材を聞いたり、
音楽を聞きながらごろごろ。
結局、18時半ごろに体を起こし、パソコンを持って一階におり、
記事の下書きをすることにしました。
一階はちょっと薄暗い。
この薄暗さも5年前と変わっていない。
Sさんが近づいてくる。
「先生、まだご飯食べたの?」
「夜に、元生徒と食べに行きます」
「女の子?」
「男の子」
これを機に女性関係の話が続きます。
このやりとりも5年前とぜんぜん変わらない。
自分とは関係ない相手の恋愛トークは面白いらしい。
結局、20時ちょっと過ぎまでSさんと話していました。
「あっ、お客さん来た」
宿泊者が来たことにより、Sさんはフロントへ。
そういえば、Sさんって勤務中だったな。
インドネシア人の仕事に対する考え方、価値観は
おそらく日本人とは違う。
視線をフロントから自分のパソコンに目を移し、記事を書き始め、
それから数十分後、身支度のため部屋に戻りました。早いっ。
それから、さらに数分後、ドアをノックする音が聞こえました。
「先生、お久しぶりです」
ドアの横の細長い窓から元生徒が見えた。
「おぉ」
急に部屋の前に現れたのでちょっとびっくり。
5年ぶりの再会よりも、
ホテルのセキュリティが気になってしまって、
第一声が「おぉ」。
たしまの部屋番号をすぐに教えるホテルのスタッフたちよ、
ちょっとセキュリティ甘くないかい?
たしまの知人をよそおった変質者が来る可能性もあると思うんだ(笑)
いや、そんな可能性はないか。
ドアを開け、
「久しぶり。5年ぶりですね」
再会を喜ぶ。
「先生、カフェでご飯食べませんか」
一緒にカフェに行くことに。
彼のバイクの後ろに乗り、夜のモジョクルトに駆り出しました。
10分も経たずして、おしゃれなカフェに着きました。
夜中まで空いているらしい。
もう時間は21時を回っていましたが、
久しぶりのモジョクルト。アドレナリンがまだ出ていたのか、
疲れも眠気もなく、2時間ぐらいそこで話していました。
彼と5年前に出会ったときは、アニメ・漫画好きのオタク気質な人物の印象がありましたが、男らしい風貌になっていました。
日本語で積極的に話す姿勢も変わっておらず、今でも流暢です。
今は、看護師として立派に働いております。
カフェでの料理もご馳走になりました。
「元教え子に奢ってもらうのも悪くないな」
と素直に嬉しかった夜の23時。
こうやって歳をとっていく。
またホテルまで送ってもらい、
去り際に、
「今度会うときは彼女も連れてきていいですか」
と彼が言う。
その「今度」をすごく楽しみにしている。
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